2025年最大の満月「スーパームーン」が、11月5日夜に見られる。満月の瞬間は、11月5日午後10時19分。2025年でもっとも地球に近づくため、ほかの月の満月より大きく明るく見える。北海道や東北、山陰、九州北部などでは天候にも恵まれ、スーパームーンをしっかり眺めることができそうだ。 「スーパームーン」の定義には諸説あるが、一般的にはその年の満月でもっとも地球に近く、大きく見える満月の名称として使われている。 国立天文台によると、11月5日は午後10時19分に満月となる。満月のときの地心距離は約35万7,000キロメートル。月の視直径(天体の見かけの大きさ)は約33分28秒角。 2025年に地球でもっとも遠く、小さく見えた4月13日の満月と比較すると、11月5日の満月は視直径が約14%大きく見える。当日の月を肉眼で眺めただけではわかりにくいが、国立天文台のWebサイトでは、4月13日と11月5日の満月のイメージ図を並べて載せ、違いを比較できるようにしている。 ウェザーニュースが11月5日夜の天気予報をもとに作成した「満月・スーパームーン」の観測予想マップによると、北海道や東北、山陰、九州北部などでしっかり見ることができそう。その一方、太平洋側を中心に関東から四国、九州南部にかけては、雲の多い空となり、満月・スーパームーンを眺めるのが難しそうだという。