千葉県教育委員会は、さまざまな事情により登校や外出ができない児童生徒に対し、安心して過ごすことのできる居場所を提供するため、仮想空間であるメタバース上で交流できる「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」を2025年11月下旬に開設する。 同事業は、自宅などからアクセスできる仮想空間で、児童生徒同士のコミュニケーションや、支援員との相談を行うことができる取組み。2025年11月下旬から開始予定で、毎週火曜日・木曜日の午後3時から午後5時まで開室する。長期休業期間を除く平日のみの開室となる。 利用対象は、県内在住または県内の中学校に在籍する中学生で不登校の状態にある人、または県内在住または県内の小学校に在籍する小学4年生から6年生で、不登校の状態にある人。「不登校の状態」とは、目安として30日以上欠席しており、現在も学校に通うことができない児童生徒を指す。欠席の理由は問わない。 利用方法は、ちば電子申請サービスにより申込みを受け付ける。保護者のメールアドレスで申し込む必要がある。初回申込みは2025年11月4日午前9時から11月14日午後3時まで受け付ける。その後は随時申込みを受け付けるが、定員580名に達した場合は以後の募集は行わない。 おもな機能・内容は、(1)アバターを使用した児童生徒同士や支援員等との交流、(2)好きなものなどでつながれるワークショップや交流イベントの実施、(3)ワンストップオンライン相談窓口との連携となっている。 事業実施にあたり、オンライン説明会を開催する。申込不要で、2025年11月11日午後3時から午後4時まで実施。対象は不登校児童生徒やその保護者など。