変わるランドセル事情…軽さ・機能・デザインを追求 | NewsCafe

変わるランドセル事情…軽さ・機能・デザインを追求

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未来のランドセル像に関するアンケート
  • 未来のランドセル像に関するアンケート
  • 今後ランドセルにもっとも改善してほしいこと
  • ランドセルにぜひ搭載してほしいと思う機能
  • ランドセルのデザインや使用期間について、今後どのように変わっていくべきだと思うか
 2025年10月、NEXERとララちゃんランドセルが共同で「未来のランドセル像」に関するアンケートを実施した。この調査では、特にランドセルに求められる改善点として「超軽量化」が38.9%ともっとも多かった。

 調査は、「小学生以下の子供がいる、もしくは将来的に子供が欲しい」と回答した全国の男女を対象に実施し、113件の有効回答を得た。調査期間は2025年10月3日~10月9日。

 今後ランドセルにもっとも改善してほしいことは、「超軽量化」で38.9%と約4割を占めた。さらに「分散機能の強化」23%や「登下校時のサポート」21.2%が続き、物理的な軽量化と重さを感じさせない工夫の双方が重要視されていることがわかった。

 各改善点の理由として、「重いランドセルを毎日背負う負担」や「タブレット端末などの重量」があげられ、多くの保護者が子供の身体に対する配慮を強調した。「分散機能の強化」は、小さな子供の猫背防止への関心がある。また、「登下校時のサポート」については、物を学校に置いておけない状況への不満が多く見られた。

 安全機能に関しては、「GPS機能の搭載」が53.1%と過半数を占めた。これは、子供を狙った事件や事故への懸念から、安全確保が最優先課題であることが伺える。さらに、「防犯ブザー一体型」や「反射材の強化」も上位にあげられ、安全機能の重要性が再確認された。

 デザインでは、「デザインの多様化」が40.7%ともっとも高い要望で、さらに「使用期間の短縮」や「義務教育終了後も使えるデザイン」が続いた。高価なランドセルを6年間使い続けることへの疑問や、ジェンダーレスなデザインの必要性が明らかになった。

 今回の調査ではランドセルの超軽量化、安全機能の充実、そしてデザインの多様化が、未来のランドセルに求められる3つの大きなテーマとして浮かび上がった。
《風巻塔子》

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