西島秀俊&グイ・ルンメイ『Dear Stranger』好評受け上映館拡大 10分超え冒頭映像解禁 | NewsCafe

西島秀俊&グイ・ルンメイ『Dear Stranger』好評受け上映館拡大 10分超え冒頭映像解禁

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『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
  • 『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
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  • 『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
  • 『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
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西島秀俊と台湾を代表する国民的女優グイ・ルンメイが共演、『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督が手がける『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、ミニシアターランキング実写映画初登場1位を獲得。それを受け、全国で上映館数が約3倍に拡大、本編映像の冒頭10分が解禁された。

主人公は、ニューヨークで暮らすとあるアジア人夫婦。ある日、息子の誘拐事件をきっかけに夫婦が抱える秘密が浮き彫りとなり、崩壊していく家族を描いたヒューマンサスペンス。

ミニシアターランキング(興行通信社調べ)では公開初週、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』に次ぐ第2位にランクイン。

寡作で知られる真利子監督の6年ぶりの新作であることに加え、西島、グイ・ルンメイといった日本と台湾、それぞれの国を代表する俳優2人が夫婦役で出演していることも相まって、映画ファンから大きな期待が寄せられていたことを表す結果となった。

SNSでは、映画を観た観客から「息子誘拐で噴出する秘密と心の深淵…不穏な映像と音楽、情動揺さぶる傑作!」「これまでの作品とは全く違う、静謐で実験的なテイストに驚かされる。全編N.Y.ロケの美しい映像に、物語の空白を埋めるように張り巡らされた心理描写と多層的なメタファー。観客に解釈を委ねるスタイルが、何度も観たくなる中毒性につながっている」などといった感想が上がり、予想できない物語展開だけでなく、作品がはらむ高い批評性が好評を得ている。

このヒットを受け、9月26日(金)から本作の上映館数が当初の20館より約60館に拡大。また合わせて、本編映像の冒頭10分が解禁された。

映像の冒頭では、西島演じる賢治とグイ・ルンメイ扮するその妻・ジェーン、4歳になる1人息子・カイの、平凡だがどこにでもいる仲睦まじい家族の姿が見てとれる。

出身国が異なる夫婦は、共に母国語ではない英語で会話をし、夫の賢治は大学で、「人々の言語を乱して互いに分かり合えなくなるようにした」という旧約聖書に登場する「バベルの塔」を引き合いに、専門とする「廃墟」の意味合いについての教鞭をとっている。

一方のジェーンは、息子のカイと共に、両親が経営をする雑貨店の店頭に立つのだが、現在N.Y.で頻発している強盗の被害にあってしまう。警察と賢治が店に到着し、幸いケガ人が誰も出なかったことを確認した後、賢治とジェーンは防犯のために銃を保持するべきか話し合う。

自家用車で帰路につく3人。油の滑りが悪いのか、車はキリキリと不快な音を出しながら、夜道を駆け抜けていく。家に着いた3人は、すっかり寝入ってしまったカイを気遣い、夫婦で育児を分担。カイを寝室に連れていくことを賢治に任せたジェーンは1人自室にこもり、人形劇の練習に没頭する姿が映しされるが…。

多文化、多言語、分かり合うこと、廃墟、銃、音響、人形を使った身体表現など、本編開始からわずか10分間に出てくるこれらのモチーフは後々、物語が進むにつれ重要な要素として機能していくこととなる。

『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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