マイケル・キートン「頭から離れなかった」脚本に惚れ込み自ら映画化『殺し屋のプロット』予告編 | NewsCafe

マイケル・キートン「頭から離れなかった」脚本に惚れ込み自ら映画化『殺し屋のプロット』予告編

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『殺し屋のプロット』© 2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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マイケル・キートンが監督・主演・製作の3役を務めた映画『殺し屋のプロット』より、日本版ポスタービジュアルと予告編、場面写真が一挙解禁となった。

本作は、病によって記憶を失いつつある孤高の殺し屋が、息子の罪を隠すため人生最期の完全犯罪に挑むネオ・ノワール。

解禁された予告編では、光と影が交錯する街・LAを舞台に、静かに記憶を失っていく殺し屋ノックス(マイケル・キートン)の姿が映し出される。

ある日突然、急速に記憶を失う病と診断され、次第に簡単な言葉さえ思い出せなくなっていく中、彼のもとに現れたのは長年疎遠だった息子マイルズ。「人を殺してしまった」と助けを求める息子を守るため、ノックスは消えゆく記憶の中で人生最期の完全犯罪に身を投じていく。

「笑えるのは、成功しても覚えてないってこと」という台詞に滲むのは、哲学書を愛読し、犯罪にも美学を貫いてきた一人の男が、記憶とともに人生を失っていくという残酷な運命と深い悲哀。緊張感あふれる犯罪映画であると同時に、父と息子の絆、そして“人生をどう終えるか”という普遍的な問いをも内包した、重層的な人間ドラマが描かれていく。

さらに、ノックスの最期の計画に手を貸すゼイヴィア役のアル・パチーノが、去りゆく盟友への想いを圧倒的な存在感で表現。黄昏に染まる街並みや無機質な住宅など、ネオ・ノワールの美学を宿す圧巻の映像美も見逃せない。

解禁されたポスターはグレーを基調に、黒いジャケットとサングラス姿のノックスが佇むクールな仕上がり。キャッチコピーに掲げられた「記憶が消える前に、罪を消せ」が、物語の核心を鋭く突き、無表情の奥に宿る覚悟と孤独を印象づける。装飾を抑えた構図とどこかレトロな質感は、哀愁と重厚感を同時に漂わせている。

場面写真は、記憶喪失を目前にしながら最期の計画に挑むノックスの姿をはじめ、ノックスの盟友ゼイヴィア(アル・パチーノ)、疎遠だった息子マイルズ(ジェームズ・マースデン)など、物語を彩る重要なキャラクターたちが収められたもの。

さらに、去りゆく盟友への敬意と別れの哀しみが感じ取れるダンスシーンや、暗闇の中で浮かびあがるノックスの緊迫感に満ちたショット、真実を追い求める捜査官たちの姿など、それぞれの葛藤と運命を映し出す9点となった。

本作で監督・主演・製作の3役を担ったマイケル・キートンは、「脚本を初めて読んだとき、『素晴らしい脚本だ。いつ撮ろう?』と思ったことを覚えている。脚本を読んでも、そのとき別の撮影をしていたり、プライベートで何かあったりして、一旦保留にすることは珍しくない。でも、この物語は頭から離れなかった。この映画はひとつのカテゴリーに収まらない。ノワールであり、同時に家族の物語でもある。そして気付いたんだ。その“どこにも属さない感じ”こそが、この作品の魅力だと」と本作についてコメント。

さらに、本作が意外にも初共演となるアル・パチーノについては、「登場人物についてあれこれと話したが、驚くほど気楽で気取らない会話だった。映画作りについての堅苦しい話はなく、自然だった。それが僕にとって人生で一番の『演技についての会話』になった。映画が終わったあとも、あちこちで褒めてくれているらしい。本当にありがたいよ」と語っている。

『殺し屋のプロット』は12月5日(金)よりkino cinéma新宿ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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