atama plusは、共愛学園前橋国際大学の2026年度総合型選抜入試にAI教材を活用した入試プログラムを導入することを発表した。新設される「デジタル共創学部」の総合型選抜が対象で、指定単元を学習・修得すると出願資格を得ることができる。申込受付は2025年9月から開始する。 このプログラムにより、学科試験を必須としない総合型選抜でも、個別最適な学習を通じて入学後の学びの質を高めるために必要な学力を身に付けることができる。高校での履修歴ではなく、指定単元の修得を出願資格とすることで、学ぶ意欲があれば誰でもチャレンジできるようになる。 共愛学園前橋国際大学は2026年4月に「デジタル共創学部」を新設する。この学部では、デジタル技術を活用して他者と共にWell-Beingな社会を創造できる人材の育成を目的としている。デジタルを学ぶには数学の知識が求められるが、これが受験のハードルになっている高校生もいると想定される。 AI教材を用いたデジタル共創学部の総合型選抜では、受験生はデジタルの学びに必要な数学の分野を効率的に学習・修得することで出願資格を得ることができる。この「数学の力を伸ばしながらチャレンジできる入試」により、数学が得意な受験生はもちろん、「数学が今は苦手だけど、大学でデジタルを学びたい」という受験生にとっても挑戦しやすい入試になることが期待されている。また、この入試で出願資格を得るための「修得認定試験」は、受験生が各自で何度でもチャレンジができる。従来の「1回きりの学力試験」の入試ではなく、受験生本人の意欲があれば何度でもチャレンジができる新しい形の入試を提供する。 共愛学園前橋国際大学の大森昭生学長は、「たった1回の試験で希望する進路が絶たれてしまう。それは受験される皆さんにとってはもちろん、大学にとってもとても残念なことではないでしょうか?私たち共愛学園前橋国際大学は、教育の在り方、大学の姿のオルタナティブを提供してきたと自負していますし、その取り組みは全国の大学の学長先生からも高く評価をいただいています。大学入試は受験生と大学との出会いの場であり、そこから大学での学びが始まる機会でもあります。ですから、本学は入学試験の在り方についても、新しい在り方を提示します。この新しい入試の在り方を、この分野のリーダーであるatama plus社と協働して展開できることも、とてもうれしいことです。いま、大学入試は『選抜』から『マッチング』へと移行しようとしています。私たちの『こういう力を持って入学してほしい』という思いと、受験生の皆さんの『本学で新しい学びにチャレンジしたい』という思いとが出会う新たなしくみが、このAI教材を活用した入試プログラムです。このプログラムでの学びを通して、受験生のみなさんは、私たちの期待とマッチする力を身につけることができるのです。受験生の皆さんには、安心して、じっくりと、何度でもチャレンジしてほしいです。AI教材と共に学んだその先に、皆さんが躍進するステージが待っています!」とコメントしている。 共愛学園前橋国際大学におけるプログラムの概要は、学部指定の単元をAI教材で学習し、修了すると総合型選抜(デジタル共創学部・育成型)への出願資格が得られる。また、単願出願と併願出願の各々で出願資格に必要な単元数が異なる。修了するまで、学習期間中は何度も繰り返し学習することが可能であり、学習は無料。 対象学部はデジタル共創学部で、教科は数学(IA範囲中心)である。学習アカウント申請期間は2025年9月1日から11月25日までで、学習期間はアカウント発行から2025年12月4日午後5時までとなっている。出願期間は、1期が2025年9月9日から10月15日まで、2期が2025年11月26日から12月4日まで。合格発表は、1期が2025年11月1日、2期が2025年12月20日となっている。詳細は共愛学園前橋国際大学の入試要項を確認すること。 atama plusは、「教育に、人に、社会に、次の可能性を。」をミッションに、テクノロジーを活用して「基礎学力」の習得にかかる時間を短くし、「社会でいきる力」を養う時間を増やすことを目指している。教育をひとりひとりに最適化するAI教材を全国の塾・予備校4,500教室以上に提供。入試での利用や入学前の教育など、大学での活用も広がっている。AI教材を活用した学習塾「進学個別 atama+塾」「atama+ オンライン塾」を運営している。