JSコーポレーションが毎月公表している「大学人気ランキング」。2025年8月31日集計の全国版最新ランキング1位は、国立が「東京大学」、公立が「大阪公立大学」、私立が「青山学院大学」。今回は、国公私立大ともにトップ30に順位の変動は見られなかった。 学校情報サイト「日本の学校」を運営するJSコーポレーションは、高校生を対象に「興味のある大学」をアンケート調査し、「大学人気ランキング」として毎月公表している。2025年8月31日集計の最新版は、2023年4月~2025年8月に得られた14万34人の高校生の回答を集計。全国版と都道府県版の国公立大学・公立大学・私立大学の各ランキングをWebサイトで公表した。 全国版の人気ランキングをみると、国公立大学は1位「東京大学」、2位「筑波大学」、3位「京都大学」、4位「大阪大学」、5位「名古屋大学」がランクイン。7月版と比較してもトップ30の順位に変動はなかった。旧帝大と首都圏を除く地方国立大学では、7位「神戸大学」が長期にわたりトップ10圏内を維持している。そのほか、11位「鹿児島大学」、13位「三重大学」、16位「静岡大学」も安定して上位に位置している。 公立大学は、1位「大阪公立大学」、2位「東京都立大学」、3位「名古屋市立大学」、4位「静岡県立大学」、5位「愛知県立大学」。公立大学も、7月版からトップ30に変動は見られなかった。ランキングでは、トップ30圏内唯一の短期大学として、11位に「鹿児島県立短期大学」がランクインしている。 私立大学は、1位「青山学院大学」、2位「慶應義塾大学」、3位「近畿大学」、4位「明治大学」、5位「関西大学」、6位「早稲田大学」、7位「上智大学」、8位「駒澤大学」、9位「立命館大学」、10位「同志社大学」となり、トップ30は前月から変わらない順位となった。6月版で早大・上智を上回り5位に上がった「関西大学」は、8月版でも5位をキープしており、全体として夏休み期間中に大きな動きは見られなかった。 大学人気ランキングでは、都道府県版の人気ランキングも掲載しており、地元の大学なども含めたよりリアルな人気の高さを知ることができる。たとえば、8月版の北海道エリアのランキング1位を見ると、国立が「北海道大学」、公立が「札幌市立大学」、私立が「北海学園大学」という結果に。2位以下も北海道の大学を中心にランキングが構成されており、志望動向が見える結果となっている。 学校情報サイト「日本の学校」では、最新の全国版や都道府県版のランキングを上位50校まで公表している。「パンフをもらおう」ボタンを押して、気になる大学にチェックを入れると、まとめて大学案内が請求できる。◆大学人気ランキング全国版(2025年8月31日集計)【国公立大学】1位「東京大学」2位「筑波大学」3位「京都大学」4位「大阪大学」5位「名古屋大学」6位「九州大学」7位「神戸大学」8位「東北大学」9位「一橋大学」10位「北海道大学」【公立大学】1位「大阪公立大学」2位「東京都立大学」3位「名古屋市立大学」4位「静岡県立大学」5位「愛知県立大学」6位「横浜市立大学」7位「兵庫県立大学」8位「福井県立大学」9位「北九州市立大学」10位「愛知県立芸術大学」【私立大学】1位「青山学院大学」2位「慶應義塾大学」3位「近畿大学」4位「明治大学」5位「関西大学」6位「早稲田大学」7位「上智大学」8位「駒澤大学」9位「立命館大学」10位「同志社大学」