子育て情報メディア「コズレマガジン」を運営するコズレは、2025年7月に実施した「子育て世代の7割が『戸建て志向』!? 住み替えに関する実態調査」の結果をまとめ、レポートを発行した。調査によると、子育て世帯の約7割が将来的に「戸建て(持ち家)」を理想と考えていることが明らかになった。 現在の住居形態は「戸建て(持ち家)」と「マンション(賃貸)」がそれぞれ約4割で拮抗している。住み替えの実施率は約2割にとどまるが、「現在検討中」や「検討経験あり」を含めると関心層は過半数にのぼる。住み替えのきっかけは「結婚」「妊娠」「出産」が中心で、特に結婚時の実施率が高い傾向が見られた。 おもな理由は「子育て環境を整えたい」が最多で、約53%を占めている。重視する住まいの条件は「間取り」「価格」が突出して高く、機能性・経済性が重要視されている。理想の住居形態として「持ち家志向」が強い一方、マンション派など多様な価値観も存在する。住み替え予算は「3,000万円台」が最多で、2,000万~5,000万円台に希望が集中している。 一方で予算が未定の層も約2割存在し、検討はしているが模索段階にある家庭も多い。調査項目には、回答者属性(子供の年齢・人数)、同居している家族構成、現在の住居形態、住み替え検討有無、住み替え検討・実施時期、住み替え検討・実施理由、住み替えに重視すること・最も重視すること、将来理想とする住居形態、住み替え検討予算が含まれている。詳細なデータを含むレポートは、コズレのWebサイトで公開されている。