【高校受験2026】大分県立高入試、推薦要件を変更…活動名を明記へ | NewsCafe

【高校受験2026】大分県立高入試、推薦要件を変更…活動名を明記へ

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学校ごとに定める「推薦要件」「調査書点に係る基準」「評価の観点」「比重(割合)」などの記載例
  • 学校ごとに定める「推薦要件」「調査書点に係る基準」「評価の観点」「比重(割合)」などの記載例
  • 2026年度大分県立高等学校入学者選抜のおもな日程
 大分県教育委員会は2025年6月11日、2026年度(令和8年度)大分県立高等学校入学者選抜に係る推薦入学者選抜の変更について発表した。推薦入試Bで学校ごとに定める推薦要件に「対象とする活動名」を明記できるようにするなど、推薦入試の透明性を確保する。

 大分県立高校の推薦入試をめぐっては、2023年に実施した入試で特定の部活動を強化するため、事前にリストアップした受験生の得点を一律に加点していたことが判明し、問題視されていた。

 大分県教育委員会では、推薦入試がより透明性の高い選抜となるよう、外部有識者による推薦入試在り方検討を開催。その検討内容を踏まえ、2026年度の推薦入試の一部変更を決定し、6月11日に公表した。

 大分県立高校の推薦入試には、一部の専門学科を対象とした「推薦入試A」と、普通科などを対象とした「推薦入試B」がある。今回の変更点は、おもに推薦入試Bの推薦要件。学校ごとに定める推薦要件に「対象とする活動名」を明記できるようとする。

 推薦要件は「対象とする活動」を明記する「活動指定あり」と「活動指定なし」「志望学科」に区分。どの要件で募集するかは学校ごとに定め、推薦要件ごとの募集人員は明記する。「活動指定あり」に係る要件を定める場合の募集人員は、競技ごとではなく「スポーツ活動、文化活動」を一括りとして設定する。学校ごとに定める推薦要件の区分の組合せは、5つのパターンから選択できるようになる。

 また、推薦入試A・B共通の変更点として、推薦の要件で調査書点に係る基準を示すことができるようにする。選抜の資料における評価の観点、比重(割合)は、学校ごとに公表する。

 これまで入学定員の20%以内としていた、普通科・専門学科の推薦入試Bの募集人員は、入学定員の25%以内で学校ごとに定めるよう拡大。「活動指定あり」に係る要件の募集人員は、入学定員の20%を上限とする。

 学校ごとに定める「推薦要件」「調査書点に係る基準」「評価の観点」「比重(割合)」などは、推薦入試A・Bとも各学校や県教育委員会のWebサイトで公表する。大分県教育委員会では、公表の際の記載例も示した。

 2026年度大分県立高等学校入学者選抜の日程は、推薦入学者選抜などが2026年1月20日~23日に出願を受け付け、2月3日・4日に検査を実施する。第一次入学者選抜は、2月13日~19日に出願、2月24日~27日に志願変更を受け付け、3月10日・11日に検査を実施する。合格発表は3月13日。
《奥山直美》

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