教育ローン調査、借入金額と返済期間の実態 | NewsCafe

教育ローン調査、借入金額と返済期間の実態

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どの金融機関の教育ローンを利用しましたか?
  • どの金融機関の教育ローンを利用しましたか?
  • 教育ローンの借入金額を教えてください
  • 教育ローンの返済期間を教えてください
  • 教育ローンの利用にはどのような条件がありましたか?(複数回答可)
  • 教育ローンの審査の難易度についてどう感じましたか?
  • 教育ローンを利用してよかったと思うことを具体的に教えてください(任意回答)
 cielo azul(福岡県福岡市)は、教育ローンを利用したことがある人を対象に「教育ローン」に関する調査を実施した。教育ローンの借入金額は「100~200万円未満」がもっとも多く、返済期間は「9~10年」が最多であることがわかった。また、審査の難易度については、約7割の人が「易しい」と感じていることが明らかになった。

 「教育ローン」に関する調査は2025年3月5日~7日、教育ローンを利用したことがある人を対象に、インターネットにて実施した。対象者数1,006人。

 教育ローンを利用した金融機関について尋ねたところ、「三菱UFJ銀行」が22.5%でもっとも多く、ついで「日本政策金融公庫(国の教育ローン)」が17.7%、「三井住友銀行」が14.2%、「みずほ銀行」が11.9%と続いた。メガバンクの教育ローンが多く利用されている一方で、国の教育ローンも一定の支持を集めていることがわかる。

 借入金額については、「100~200万円未満」が23.8%でもっとも多く、約6割の人が300万円以下の借入を行っている。返済期間は、「9~10年」が27.0%で最多であり、長期にわたる返済計画を立てる人が多いことがわかる。これは、一度に大きな負担を抱えることを避け、家計に無理のない範囲で計画的に返済を進めようとする意識の表れだと考えられる。

 教育ローンの利用条件については、「安定した収入がある」が43.9%で最多。ついで「一定以上の収入がある」が31.9%、「世帯年収の上限(国の教育ローン)」が31.2%という結果だった。安定した収入や一定以上の収入といった経済的な条件が求められることが多く、特に国の教育ローンでは世帯年収の上限が設定されていることから利用できる人が限られる場合もあることがわかる。

 審査の難易度については、約7割の人が「易しい」と回答。教育ローンが住宅ローンなどに比べて貸し倒れリスクが低く、一定の収入条件を満たしていれば承認されやすいことが要因と考えられる。

 教育ローンを選ぶ際に重視した点については、「金利の低さ」が50.9%でもっとも多く、「審査の通りやすさ」が31.3%、「返済方法の柔軟性(繰上げ返済など)」が24.1%、「借入可能額」が23.9%と続いた。

 教育ローンの返済については、約8割の人が何らかの負担を感じると回答。しかし、教育ローンを利用することで、子供の進学を支援できたことや、柔軟な返済プランが利用できたこと、すぐに資金を確保できたことなどのメリットを感じているとの声も多く寄せられた。
《吹野准》

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