文部科学省は2025年3月25日、学習資料「一家に1枚 量子と量子技術～量子コンピュータまでの100年！～」と科学技術週間告知ポスターの掲載を開始した。第66回科学技術週間（4月14日～20日）にあわせて、全国の大学や研究機関、科学館などで多くの関連イベントが開催される。 文部科学省では、この科学技術週間にあわせて2005年より、科学技術に触れる機会を増やし、科学に対する興味・関心を高めることを目的として、学習資料「一家に1枚」を制作している。 第21弾となる学習資料「一家に1枚 量子と量子技術～量子コンピュータまでの100年！～」は、大阪大学大学院基礎工学研究科教授であり、大阪大学量子情報・量子生命研究センター副センター長の山本俊氏が監修代表を務めた。量子の性質や量子技術を解説し、「生命・宇宙にも量子が関係」「量子コンピュータ誕生」など、さまざまな観点から、量子の世界をまとめている。 今後、この学習資料は全国の小・中学校、高等学校、大学などに配布される予定。また、配布に協力する全国の科学館、博物館などを通じて、科学技術週間中に広く配布が行われる。Webサイトからもダウンロードできる。さらに、3月25日には紙面の内容をより掘り下げた特設Webサイトも公開。解説動画や特集記事もあり、さまざまなアプローチで量子や量子技術に親しむことができる。
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