【高校受験2025】東京都立高校入試<社会>講評…都立入試定番の出題多数 | NewsCafe

【高校受験2025】東京都立高校入試<社会>講評…都立入試定番の出題多数

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【高校受験2025】東京都立高校入試<社会>講評
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 2025年度(令和7年度)東京都立高等学校入学者選抜(都立入試)の学力検査が、2025年2月21日(金)に実施された。東京都教育委員会が2025年2月13日に発表した最終応募状況によると、全日制は3万78人の募集人員に対して3万8,718人が志願し、最終応募倍率は1.29倍だった。

 リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「社会」(共通問題)の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)と進学指導重点校(7校)の自校作成問題についても同様に掲載する。

<社会・共通問題>講評
(SAPIX中学部 提供)
1.小問集合
 地形図の読み取り、歴史用語・公民用語の選択という例年通りの出題でした。資料として与えられた条件を満たす地形図を選択する問題は、ルートマップと地形図の違いを認識しておく必要がありました。

2.世界地理
 条件に当てはまる都市と雨温図の選択、国の特色の選択、資料・統計の読み取りという例年通りの出題でした。国の特色を記した文章から地図上の国を特定する問題は、文章中のキーワードに着目して解答を導く定番の形式でした。

3.日本地理
 都道府県の特定、統計の読み取り、資料の読み取りによる記述問題という例年通りの出題でした。記述問題は、設問条件や解答しなければならないものはなにかを明確に把握する必要があり、東京都立校の記述問題の形式を理解している受検生に有利なものでした。

4.歴史
 前近代の年代整序と場所の特定、資料の読み取りによる記述問題、近現代の年代整序が出題されました。前近代の年代整序で文化史のやや細かい知識が問われたものの、過去の東京都立校の入試問題で何度も問われたことのある知識であり、対策は可能でした。

5.公民
 基本的人権、条件に当てはまる法律の選択、グラフと文章の読み取り、資料の読み取りによる記述問題が出されました。東京都立校で定番のものが多く、確実に得点したい大問でした。

6.総合
 国の特定、グラフと文章の読み取りが出題されました。グラフの読み取りについては、文章の内容と慎重に見比べた上で、正答を特定できる要素を見極める必要がありました。


 このレポートは、2025年2月22日(土)に速報としてSAPIX中学部が作成したもの。

協力:SAPIX中学部
《編集部》

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