2025年2月3日、東京都千代田区のMY Shokudo Hall & Kitchenで、六甲バターが大阪・関西万博に出店する「QBB これもいいキッチン」のメディア向け試食会を開催した。六甲バターは、動物性素材を一切使用しないチーズ代替植物性食品を提供する店舗を大阪ヘルスケアパビリオン内にオープンする予定である。 大阪・関西万博への出店は、環境負荷を軽減し、次世代のサステナブルな食文化を提案することを目的としている。六甲バターの代表取締役社長兼CEOである塚本浩康氏は、植物性素材を使用した新しいチーズのスタイルを世界に発信し、植物性食品の普及を目指すと語った。塚本は「これまでのチーズを大切にしながら、これからのチーズも大切にしていくことで、社会の環境負荷を少しずつ減らしていくことに貢献したい」と述べた。 メニューの監修を担当したのは、「祇園 さゝ木」の佐々木浩シェフである。佐々木シェフは、植物性のチーズが通常のチーズと同様に溶け、糸を引くことに感銘を受けたとし、「植物性チーズをもっと身近に感じてもらえるメニューにしたい」との思いを語った。また、万博が春から秋にかけて開催されることを考慮し、暑い夏でも食欲を刺激し、最後までおいしく食べられるメニューを工夫したと説明した。 「QBB これもいいキッチン」は、2025年4月13日から10月13日まで、大阪夢洲の大阪ヘルスケアパビリオン内にオープンする予定である。入館予約は不要で、誰でも気軽に訪れることができる。六甲バターは、大阪万博を通じて植物性チーズの魅力を広く伝え、持続可能な食文化の普及に貢献することを目指している。