広島県教育委員会は2025年2月10日時点で、2025年度(令和7年度)広島県公立高等学校入学者選抜一次選抜、連携型中高一貫教育に関する選抜、帰国生徒および外国人生徒等の特別入学に関する選抜の志願状況を取りまとめた。一次選抜の志願倍率は広島国泰寺(普通)1.88倍がもっとも高い。 広島県公立高校入学者選抜における一次選抜と連携型中高一貫教育に関する選抜は1月23日から願書を受け付け、2月4日午後4時に締め切った。一次選抜は、全日制本校・分校・定時制・フレキシブルをあわせた募集定員1万6,095人に対し、志願者は1万5,476人、志願倍率は0.96倍。このうち、全日制本校84校142学科・コースの平均志願倍率は1.01倍となった。 学校・学科別の志願倍率は広島国泰寺(普通)1.88倍がもっとも高く、ついで広島皆実(衛生看護)1.68倍、広島皆実(普通)1.63倍、広島観音(総合)1.60倍、西条農業(緑地土木)1.53倍、広島市立舟入(普通)1.47倍、高陽東(総合)1.40倍など。 このほか、広島市立基町(普通)1.34倍、広島市立基町(普通・創造表現)1.38倍、広島(普通)0.99倍、広島市立舟入(普通・国際コミュニケーション)1.38倍、呉三津田(普通)0.92倍、尾道北(総合)0.75倍、福山誠之館(総合)1.33倍など。 一方、連携型中高一貫教育に関する選抜(加計、御調、賀茂北、油木、加計・芸北)は募集定員105人に対し、志願者87人、志願倍率は0.83倍となった。 また、帰国生徒および外国人生徒等の特別入学に関する選抜は2月10日現在で28人が志願。各校の入学定員外で2人以内と定められる定員を超えているのは、広島国泰寺で志願者数は3人。ほか、広島市立舟入、安古市、松永、賀茂の4校にそれぞれ2人が志願している。 一次選抜は今後、2月13日から19日正午まで志願変更を受け付け、学力検査・自己表現等を2月26日~2月28日、追検査を3月5日、合格者発表を3月10日に行う。二次選抜の出願は3月13日から17日正午まで。なお、全日制の課程では、帰国生徒および外国人生徒等の特別入学に関する選抜も同一日程で行われる。連携型中高一貫教育校では自己表現等の検査を2月27日~28日、追検査を3月5日に実施し、3月10日に合格者を発表する。