Minecraftカップ運営委員会は2月16日、「第6回Minecraftカップ」全国大会を大阪府で開催する。全国から選抜された小中高生246名が、「教育版マインクラフト」を使って制作した379作品の頂点を競う。 同大会は、高校生以下の子供を対象に「教育版マインクラフト」で作られた作品を国内外から募集し、内容を競う大会だ。今回は「たてもの部門」「まちづくり部門」の2部門で、全国・海外の小中高生が参加した。 大会テーマは「Well-beingをデザインしよう」。参加者たちは、マインクラフトを通じてこのテーマについて考え抜いたアイデアや工夫を作品に込めた。エントリー人数は1万5,000人以上にのぼり、2部門合わせた作品数は774点となった。 会場は、4月から始まる大阪・関西万博に先駆けて、建設中の「おおさかATCグリーンエコプラザ」で行われる。当日は「まちづくり部門」の最終審査に残った28チーム246名がファイナリストとして出場する。 審査員には、大阪万博プロデューサーやパビリオン建築家といった著名人8名が就任。専門的な視点から子供たちの作品を審査する。 Minecraftカップ運営委員会によると、同大会を通じて子供たちの「柔軟性」が伸びる傾向があることが、東京大学との共同研究で明らかになったという。グローバル化や情報化が進み、変化が早く将来の予測が難しい時代に、自分で考え、他者と協力し、柔軟に新しいものを創造する経験は、子供たち一人一人の能力を成長させ、新たな可能性に挑戦する機会を生み出すことに繋がると考えているとのことだ。 なお、大会のようすはオンラインにて配信予定で、誰でも視聴できる。 Minecraftカップは、日本財団がスペシャルサポーター、日本マイクロソフトが特別パートナーとして支援している。また、文部科学省、デジタル庁、経済産業省、環境省が後援している。 デジタル教育の地域間格差が課題となる中、同大会は「ひとりひとりが可能性に挑戦できる場所」を提供し、すべての子供たちにプログラミング教育やデジタルなものづくり教育を届けることを目的としている。◆「第6回Minecraftカップ」全国大会<全国大会のタイムスケジュール>日時:2025年2月16日(日)10:30~17:00会場:おおさかATCグリーンエコプラザ(大阪市住之江区南港北2丁目1-10 ATC ITM棟 11階)10:30 開会式11:00~12:30 まちづくり部門審査会(前半)12:30~13:30 昼食・休憩13:30~15:00 まちづくり部門審査会(後半)15:00~16:00 たてもの部門受賞者作品発表・表彰式16:00~17:00 まちづくり部門 表彰式・閉会式