【モデルプレス=2025/02/04】【与田祐希 3rd写真集「ヨーダ」(2月12日発売/光文社)インタビュー】2016年9月に3期生として乃木坂46に加入して以来、中心メンバーとしてスポットライトを浴び続けてきた与田祐希(24)。8年半の在籍期間を経て卒業を決意した人気アイドルに、次のステップへと心が動いたきっかけや、夢を叶える秘訣について訪ねた。(インタビュー全2回の後編)【写真】与田祐希「やっぱり8年半の間には、つらいから辞めたいと思った時期もたくさんありました」◆8年半在籍。3年前に訪れた与田祐希の「心の変化」― 乃木坂46のメンバーになって8年半。今の自分であれば、卒業して次のステージに進めると思った。【与田】そうですね、楽しいと思えるということは、やり切ったんだろうなって。これからがすごく楽しみです。それはグループに対しても自分に対しても。だから今がすごく良い時期なんだと思います。卒業を決めるまでは、まるで想像できなかったんですけど、自分の中で今だなっていう瞬間が明確にあって、これかって思いました。― これか?【与田】言葉にするのは難しいんですけど、でも本当にビビビって。やっぱり8年半の間には、つらいから辞めたいと思った時期もたくさんありました。でもそれで辞めるのは、それまでやってきたことが無駄になってしまう気がして嫌で、その度にもう少し頑張ろうと思うのを繰り返して。実は3年前くらいにもう私がグループにできることはないと思ったことがありました。それからの3年は後輩に対して、グループに対して、なにかできることはないかと探し続けた期間でしたが、この3年間がすごく楽しかったんです。― はたから見ていて、この数年は肩の力が抜けたなと感じていました。どっしり構えているような。【与田】そう言っていただくことが本当に増えました。加入してしばらくは、1年も経たずに「逃げ水」でダブルセンターの一人に選んでいただいたり、ドラマや映画に起用していただいたり、ずっと全力でダッシュしていましたが、それが少し落ち着いたら、進んでいるはずなのに止まっているような感覚になりました。自分の中で落差があったので、これで自分はいいのか、と思い始めたものの、自分ではどうすることもできなくて。環境を変えるしかないのかな、一歩踏み出してみたらなにか変わるのかな、そう思ったのが3年前でした。― 立ち止まって考えることで、新しい視点が生まれたと。【与田】そうですね。そこからはずっと卒業がぼんやり頭にあって、それをファンの方に気づかれたりもしましたが、でも後輩との距離が縮まったり、さらに同期との距離が縮まったり。スタッフさんも含めて、乃木坂46への愛がすごい強くなりました。それと比例して、活動もすごく楽しくなって。もともと楽しかったですが、より楽しめるようになりました。― ここ数年、与田さんに感謝を伝える後輩メンバーが多いですね。【与田】照れます(笑)。でも私は自分が先輩にしてもらって嬉しかったことを後輩にしているだけ。やっぱり先輩が気さくに話しかけてくれるとすごく嬉しかった。加入してしばらく後輩感が強かったので、急に先輩になることはできなくて、少し時間がかかってしまったんですけど。私はあまり引っ張っていくタイプではないからこそ、寄り添える人になりたい。後輩が話しやすいと思ってくれているといいですね。少なくとも私は後輩とすごく話しやすくなりました。◆与田祐希の「夢を叶える秘訣」は人に恵まれること― 8年半のアイドル人生を振り返って、夢を叶えるためにはなにが必要だと思いますか。【与田】人に恵まれること。― そう思った理由は?【与田】人は一人だとなにもできない、できてしまう人もいるかもしれませんが、私は一人だとなにもできないので。自分が頑張ることはもちろんですが、私の場合、周りの方のおかげで叶えられた夢がたくさんあります。こんなに良い環境にいられるからこそ、人との関わりがすごく大事だと思うようになりました。― 手を差し伸べてくれる人が周りにいるって当たり前じゃないですよね。【与田】本当にそう思います。自分がされて嬉しいことは誰かにもしたい、と思うようになりました。― 人に恵まれるために、自分で起こせるアクションもありますか。【与田】まずは自分が一生懸命やること。その前提がある中でコミュニケーションを取ること、見返りを求めて人と接しないこと、誰に対しても誠意を持つこと、感謝の気持ちを忘れないこと、だと思います。― この8年半で叶えてきた夢を教えてください。【与田】実は乃木坂46に入るまで夢がなかったんです。でも乃木坂46に入っていろんな夢ができて、こうして卒業コンサートをさせていただくのもそうですし、卒業前にもう1度写真集を出すこともそう。ここ最近でもたくさん夢が叶っています。◆2ndを超える。与田祐希が3rd写真集に込めたもの― きょうお聞きしてきた「8年半の成長」が今回の写真集に詰まっている。【与田】はい、詰まっています。― ファースト、セカンドときて、サード。どんな写真集になっていますか。【与田】これが与田祐希です、という写真集になっています。たくさんふざけたし、たくさん食べたし、たくさん笑った。少し泣いてしまったりもしましたが、今の私の全部が詰め込まれていると思います。かっこいい写真もあれば、ちょっと面白い写真もあったり、いろんな顔を見せられる写真集にしたいと思っていてそれも叶いました。― 17歳のときのファースト、19歳のときのセカンド、そして24歳でのサード、撮影に臨むときの気持ちはやはり違いましたか。【与田】毎回違います。ファーストは右も左もなにもわからない17歳の頃、そのときも泣いている写真がありますが、それはこの先が不安で泣いちゃっていて。初々しくて、見返すと自分でも頑張れって思うような写真集。セカンドはアイドルとしての自分の見せ方を研究していたとき。雑誌などを読み込んで、こういうポーズをするとこう見えるとか、メイクもそうですし、アイドルとしての輝き方を模索していました。鎧を着ていた時期で、こうあるべきみたいなことを強く考えてしまっていて。でもそれも良いと言っていただけて、嬉しかったのを覚えています。セカンドは私なりのアイドルを頑張った写真集です。― そして卒業を控えたタイミングでのサード写真集。【与田】今回はアイドルとしての集大成ということで、決めるカットは決めつつ、でもはっちゃけるところははっちゃける。与田らしいと言ってもらえることが増えた数年間でしたが、その与田らしいというぼんやりした言葉を体現できるような写真集になればいいなと思いました。実は今回が1番緊張しました。セカンドをすごく良いと言ってもらえることが多かったからこそ、それを超えないといけないと。― 与田さんの意見も存分に反映された。【与田】はい、私がやりたいようにやっていいよ、と言っていただいて、いろんなことを決めるのに携わりました。セカンドは言われたことをいかに良い方向に持っていくかという感じでしたが、サードは自分の意見が反映されることが多いからこその責任があったのでプレッシャーもあって。でもそれを跳ね返すくらい楽しむこともできたので、すごく思い出深い1冊になりました。―――――― 乃木坂46に入る前は「試練があったらどうやって穏便に逃げられるかずっと考えているような子でした」と明かす。しかし今は「できればつらい思いはしたくない。でも訪れた試練は乗り越えないといけない。自分に必要だから起きている」とさも当たり前かのように話す。人は変わる、成長する。国民的アイドルグループで過ごす8年半がいかに濃密な時間であるか、ひしひしと伝わってきた。卒業後は「お芝居も頑張りたい。自分から切り込んでいける性格ではないけれど、いろんな方と交流できるバラエティのロケも好きなので挑戦したい」と意気込んだ。これから追いかける夢も見届けたい。 ――――――(modelpress編集部)◆与田祐希(よだ・ゆうき)プロフィール2000年5月5日生まれ、福岡県出身。O型。16年に3期生として乃木坂46に加入。翌年、18thシングル「逃げ水」で大園桃子とともにWセンターを務める。19年6月から「bis」、同年7月から「MAQUIA」のレギュラーモデルに。ドラマ「量産型リコ」(テレビ東京系/2022、23、24年放映)など女優としても活躍する。2月22日、23日のみずほPayPayドーム福岡での卒業コンサートをもって乃木坂46を卒業する。◆与田祐希・3rd写真集「ヨーダ」(2月12日発売/光文社)与田が「等身大の自分を見てほしい」と挑んだ今作は、ずっと行ってみたかったというオーストラリアがロケ地。動物たちと触れ合ったり、ジェットスキーをしたり、童心に返ったようなあどけない表情やドキッとするような大人っぽさの両方が収録される。また今回は3パターンのランジェリーショットにも挑戦。朝の寝起きや就寝前など、ナチュラルで美しい素顔の与田を垣間見ることができる。【Not Sponsored 記事】
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