大学入学共通テスト(第1次試験)が2025年1月18日、19日に実施され、国立大学では1月27日から2月5日まで個別試験(第2次試験)の出願が受け付けられる。 河合塾が1月22日に公開した、共通テストにおける「大学別学力分布」より、旧七帝大ー北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学ーの医学部・医学科(東京大学は理科三類)の合格濃厚ライン(合格可能性80%)、ボーダーライン(合格可能性50%)を見ていく。満点が学校により異なるため得点率も示す。 あわせて、定員、昨年の倍率、共通テストと二次試験の配点比、ニ次偏差値(合格可能性50%)、第1段階選抜実施予定倍率も紹介する。第1段階選抜を倍率ではなく得点を基準に実施する大学は倍率を空欄とする。 合格濃厚ライン得点率がもっとも高いのは東京大学の96%、これに京都大学の95%、大阪大学の94%が続き、すべての大学で90%以上となっている。旧七帝大 医学部合格濃厚ライン・ボーダーライン北海道大学(医-医-前) 定員:85(昨年倍率3.1)共通テスト:二次=300:525合格濃厚ライン(合格可能性80%):300点満点中270点/90%ボーダーライン(合格可能性50%):261点/87%二次偏差値:65.0~67.4(合格可能性50%)第1段階選抜実施予定倍率:3.50倍(予想ライン219点)東北大学(医-医-前) 定員:78(昨年倍率3.0)共通テスト:二次=550:2200合格濃厚ライン(合格可能性80%):550点満点中506点/92%ボーダーライン(合格可能性50%):484点/88%二次偏差値:67.5~69.9(合格可能性50%)第1段階選抜実施予定倍率:3.50倍(予想ライン820点)東京大学(理科三類・前期) 定員:97(昨年倍率2.9)共通テスト:二次=110:440合格濃厚ライン(合格可能性80%):1,000点満点中960点/96%ボーダーライン(合格可能性50%):930点/93%二次偏差値:72.5~74.9(合格可能性50%)第1段階選抜実施予定倍率:3.00倍(予想ライン800点)名古屋大学(医-医・一般枠-前) 定員:86(昨年倍率2.5)共通テスト:二次=950:1800合格濃厚ライン(合格可能性80%):950点満点中884点/93%ボーダーライン(合格可能性50%):846点/89%二次偏差値:67.5~69.9(合格可能性50%)第1段階選抜実施予定倍率:-倍(650点)名古屋大学(医-医・地域枠-前) 定員:5(昨年倍率2.8)共通テスト:二次=950:1800合格濃厚ライン(合格可能性80%):950点満点中884点/93%ボーダーライン(合格可能性50%):846点/89%二次偏差値:67.5~69.9(合格可能性50%)第1段階選抜実施予定倍率:-倍(650点)京都大学(医-医-前) 定員:103(昨年倍率2.5)共通テスト:二次=275:1000合格濃厚ライン(合格可能性80%):275点満点中261点/95%ボーダーライン(合格可能性50%):250点/91%二次偏差値:72.5~74.9(合格可能性50%)第1段階選抜実施予定倍率:3.00倍(予想ライン726点)大阪大学(医-医-前) 定員:93(昨年倍率2.6)共通テスト:二次=500:1500合格濃厚ライン(合格可能性80%):500点満点中470点/94%ボーダー得点(合格可能性50%):450点/90%二次偏差値:70.0~72.4(合格可能性50%)第1段階選抜実施予定倍率:3.00倍(予想ライン720点)九州大学(医-医-前) 定員:105(昨年倍率2.2)共通テスト:二次=475:700合格濃厚ライン(合格可能性80%):475点満点中428点/90%ボーダーライン(合格可能性50%):413点/87%二次偏差値:67.5~69.9(合格可能性50%)第1段階選抜実施予定倍率:2.50倍(予想ライン790点) 国立大学では3月6日から10日まで合格発表が行われ、3月12日以降に後期日程の入試が実施される。後期日程の合格発表は3月20日から24日までで、3月28日より追加合格者が発表される予定だ。