大学通信は2024年12月20日、学習塾が勧める中高一貫校ランキング2024「ICT教育に力を入れている中高一貫校」を発表した。3位は工学院大附(東京・共学)、4位は神奈川大附(神奈川・共学)、5位は市川(千葉・共学)と芝浦工業大附(東京・共学)がランクイン。1位と2位は大学通信のWebサイトより確認できる。 学習塾が勧める中高一貫校ランキングは、大学通信が首都圏の学習塾にアンケートを実施し、303の学習塾の塾長、教室長から得た回答をもとに独自にランキングしたもの。アンケートは項目別に学校を5校連記で記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイントのように集計している。 ICT教育に力を入れている中高一貫校ランキングは、3位「工学院大附(東京・共学)」、4位「神奈川大附(神奈川・共学)」、5位タイ「市川(千葉・共学)」「芝浦工業大附(東京・共学)」、7位「芝浦工業大柏(千葉・共学)」、8位「三田国際学園(東京・共学)」、9位「桜丘(東京・共学)」、10位「開智(埼玉・共学)」。 3位の工学院大附は前年4位から1ランクアップ。同校は、工学院大との包括的連携に基づき、先端数理情報工学を核とした「K-STEAM教育」を推進。すべてのHR教室に電子黒板とWi-Fiを完備しているほか、「MakeRoom」に3Dプリンタや3Dスキャナ、大型モニタなど最新設備を整えている。 4位の神奈川大附は前年10位から上昇。2024年に開校40周年を迎えた同校では、先進的な教育や体験を重視したプログラムなど幅広い学びを提供している。中学1年生より1人1台のタブレットPCを導入し、より高いレベルでの教育を実践。英語4技能向上のために独自のe-learningシステムを採用し、海外大進学も後押ししている。 5位は市川と芝浦工業大附がランクイン。市川は前年7位、2009年度から文部科学省スーパーサイエンスハイスクールの指定を受け探究活動も活発な学校だ。芝浦工業大附は前年29位から大きく躍進。理工系大学の附属校である強みを生かし、5つの力を総合的に学ぶSTEAM教育を実践している。 大学通信のWebサイトではICT教育に力を入れている中高一貫校の上位34校をランキング。1位と2位のほか、上位校の学びの特徴や教育方針なども紹介している。学習塾が勧めるランキング2024…ICT教育に力を入れている中高一貫校その他の「学習塾が勧める中高一貫校ランキング2024」結果・グローバル教育に力を入れている中高一貫校・面倒見が良い中高一貫校・最近、合格実績が伸びていると思う中高一貫校・校舎など施設、設備が充実している中高一貫校・高大接続改革の取り組みを積極的に進めている中高一貫校・入学時偏差値に比べ大学合格実績が高い中高一貫校・生徒や保護者の満足度が高い中高一貫校