Yondemyは2024年12月12日、日本漢字能力検定協会との連携で、読書を通じて触れ合える漢字・語彙レベルを具体的に把握できる新たな指標が誕生したと発表した。指標を活用すると、子供自身の漢字能力に最適な本の難易度を選ぶための参考になるという。 子供が読書に夢中になるオンライン習い事「ヨンデミー」を運営するYondemyは、日本漢字能力検定協会との協力により、独自開発した本の難易度指標「YL(ヨンデミーレベル)」と「漢検の級」を紐付ける取組みを行った。 「ヨンデミーレベル」とは、児童書の難しさを数値化した指標で、漢字の割合、音読みの割合、1文あたりの文字数などいくつもの要素をもとに、児童書の難易度をわかりやすく数値化したもの。Yondemyが開発から約4年にわたる運用を通じて幾度もブラッシュアップを重ねてきた新しい読書指標となっている。 今回の連携では、この指標が漢検の級に紐付けられ、子供が自分の漢字能力にあった本を見つけやすくなり、本選びの指針として活用することで、自然に漢字力が身につき、読書の楽しみも一層深まるといった効果に期待が寄せられている。また、提携している書店では、ヨンデミーレベルと漢検級をもとにした指標を基準に本を集めた専用コーナーを設置。実際に本を手に取りながら、自分にあった本を選ぶことが可能になったという。 Yondemyはこの指標について、どの本を読めばいいのかわからない子供や親だけでなく、児童書の企画・展示・販売における指標としても活用の幅を広げるとともに、今後も漢検をはじめ、全国の教育機関や出版社との連携へ展開し拡大を予定している。