2024年12月17日から2025年1月13日まで、国立科学博物館(東京・上野公園)にて、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」、そしてNASAの「オシリス・レックス」が持ち帰った小惑星イトカワ、リュウグウ、ベヌーのサンプルを同時に一般公開する企画展が開催される。これは世界初の試みであり、3つの小惑星サンプルを一堂に会して展示することで、宇宙探査の成果を広く一般に紹介することを目的としている。 この企画展では、サンプルの展示に加え、探査機の運用日誌や関連資料も公開される。これにより、サンプルの分析で得られた科学的成果についても詳しく解説される予定だ。また、次のサンプルリターンミッションである「MMX」(火星衛星探査計画)についても、その科学的意義や探査の目的などが紹介される。MMXは、火星の衛星フォボスとダイモスを探査し、サンプルを地球に持ち帰ることを目指している。この企画展は、国立科学博物館が主催し、JAXAの協力のもとで実施される。 国立科学博物館での展示は、地球館2階の常設展示室内で行われる。開館時間は午前9時から午後5時までで、入館は閉館の30分前まで可能だ。休館日は12月28日から1月1日、および1月6日となっている。入館料は一般・大学生が630円(団体は510円)で、高校生以下および65歳以上は無料となっている。 今回の展示では、イトカワ、リュウグウ、ベヌーのサンプルがそれぞれ展示されるほか、「はやぶさ2」の運用日誌も初めて公開される。また、MMX探査機の1/20サイズの模型も展示され、来場者は探査機の詳細を間近で見ることができる。◆企画展:小惑星からのサンプルリターン日時:2024年12月17日(火)~2025年1月13日(月・祝)会場:国立科学博物館(東京・上野公園)地球館2階 常設展示室内参加費:一般・大学生630円(団体510円)、高校生以下および65歳以上は無料