大学通信は2024年12月4日、学習塾が勧める中高一貫校ランキング2024「入学時偏差値に比べ大学合格実績が高い中高一貫校」を発表した。3位は常総学院(茨城・共学)、4位は桜丘(東京・共学)、5位は横浜隼人(神奈川・共学)がランクイン。1位と2位は大学通信のWebサイトより確認できる。 学習塾が勧める中高一貫校ランキングは、大学通信が首都圏の学習塾にアンケートを実施し、303の学習塾の塾長、教室長から得た回答をもとに独自にランキングしたもの。アンケートは項目別に学校を5校連記で記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイントのように集計している。 入学時の偏差値に比べ大学合格実績が高い中高一貫校ランキングは、3位「常総学院(茨城・共学)」、4位「桜丘(東京・共学)」、5位「横浜隼人(神奈川・共学)」、6位「安田学園(東京・共学)」、7位「昌平(埼玉・共学)」、8位タイ「大宮開成(埼玉・共学)」「佼成学園(東京・男子)」、10位タイ「国府台女子学院(千葉・女子)」「千葉明徳(千葉・共学)」。以降もランキング30位まで私立校が並んだ。 上位3校は前年の順位を維持。1位の学校は、今回も2位以下に大きなポイント差をつけた。獲得ポイントは3位「常総学院」の倍以上となっている。 4位の「桜丘」は前年17位から大きく躍進した。同校は6か年教育の前半となる中学3年間にキャリア教育・英語教育・探究学習・ICT教育に総合的に取り組む。またSSノートや家庭学習帳など日々の学習に意味をもたせ、多くの学習環境の中から自分専用の学習スタイルを確立させる。高校は2026年度より、さらなるアップデートを目指し新コース制を開始予定。4年生大学の合格率は93%。2023年度は、国公立・大学校に70名、早慶上理に35名、GMARCHに167名、日東駒専に200名、海外大学に17名が現役合格。特に早慶上理やGMARCHの合格者割合は2020年度から過去4年右肩上がりに増えている。 また8位の「大宮開成」は、前年21位からトップ10に躍り出た。同校の中高一貫教育は学年全体が「英数特科コース」類型となっており、英語・数学の授業時間数に比重を置いた独自カリキュラムを全面展開している。中3段階では、一部教科で高校の学習範囲に入るため、一貫部生は大宮開成高校(高校部)とは原則として別学となる(文理系別選択授業を除く)。2020年度の中高一貫部卒業生(3クラス89名)は、国公立大・難関私立大学(早慶上理GMARCH)の合格率が1.42校(合格総数126/卒業生数89名)。近年、東京大学をはじめとする難関国公立大学や難関私立大学への現役合格者数が伸長し、各方面から注目が集まっている。 大学通信のWebサイトでは1位、2位のほか、入学時偏差値に比べ大学合格実績が高い中高一貫校の上位34校をランキング。1位から6位の学校については教育方針やカリキュラムなど、学校選びに役立つ情報をまとめている。学習塾が勧めるランキング2024…入学時偏差値に比べ大学合格実績が高い中高一貫校その他の「学習塾が勧める中高一貫校ランキング2024」結果・グローバル教育に力を入れている中高一貫校・面倒見が良い中高一貫校・最近、合格実績が伸びていると思う中高一貫校・校舎など施設、設備が充実している中高一貫校・高大接続改革の取り組みを積極的に進めている中高一貫校