京都大学は2024年11月11日、2025年度(令和7年度)特色入試について、出願受付状況(最終)と教育学部、理学部、医学部(人間健康科学科)の第1次選考結果を公表した。理学部(数理科学入試)は募集人員5人に対し志願者数は62人で倍率は12.4倍、62人全員が第1次選考合格となった。 京都大学では、大きな可能性を秘めた受験生が少しでも多く京都大学に集まるよう、一般選抜に加え特色入試制度を開始し、全学部全学科で実施している。将来さまざまな分野でリーダーシップをとって社会に貢献できる優れた人材を発掘し育成することを目的としており、高校での学修における特徴的な活動や成果を重視し、各学部・学科が独自に定める資質や意欲・志などを総合的に評価する京都大学独自の選抜方式となっている。 2025年度特色入試の選抜日程、選抜方法などは各学部により異なっている。11月8日現在、全学部・全学科の出願が終了している。教育学部は、募集人員6人に対し志願者数は19人、倍率は3.2倍。第1次選考合格者数は10名。 理学部数理科学入試は、募集人員5人に対し志願者数は62人、倍率は12.4倍となった。62人全員が第1次選考を合格した。同じく理学部の生物科学入試は、募集人員5人に対し志願者数は34人、倍率は6.8倍。第1次選考合格者数は20名。 医学部人間健康科学科先端看護科学コースは、募集人員20人に対し志願者数は44人、倍率は2.2倍。第1次選考合格者数は42名。同先端リハビリテーション科学コース(先端理学療法学講座)は、募集人員5人に対し志願者数は24人、倍率は4.8倍。第1次選考合格者数は16名。同先端リハビリテーション科学コース(先端作業療法学講座)は、募集人員5人に対し志願者数は16人、倍率は3.2倍。16人全員が第1次選考を合格した。 そのほかの学部の募集人員は医学部医学科5人、総合人間学部5人、文学部10人、法学部20人、経済学部25人。薬学部薬科学科3人、薬学科3人。工学部地球工学科4人、建築学科3人、物理工学科5人など全学部で177人を募集している。全学部の志願者数は596人、倍率は3.4倍。試験実施方式には総合型選抜と学校推薦型選抜があり、学部によって異なる。