10代女子が選ぶトレンドランキング…Mrs. GREEN APPLEが2冠

　マイナビが運営する「マイナビティーンズラボ」は2024年11月13日、「2024年 10代女子が選ぶトレンドランキング」を発表した。ヒト・ウタ部門で「Mrs. GREEN APPLE」が2冠を達成。ヒト・コト・ウタの3部門で「こっちのけんと」が上位に入った。

　「2024年10代女子が選ぶトレンドランキング」は、2024年に流行した「ヒト・コト・モノ・コトバ・ウタ」の5ジャンルについて、調査し集計したもの。2024年9月から10月にかけて、マイナビティーンズメンバー58名よりフリーアンサーで抽出したワードの中から、JK編集部が5つのジャンルごとに30項目をピックアップ。その中からマイナビティーンズ会員と外部調査会社のパネルにアンケートを実施した。有効回答数は、13～19歳の女性609名。

　ヒト部門の1位は、3人組で活動するアーティスト「Mrs. GREEN APPLE」（37.4%）。2024年は5か月連続でシングルをリリースするなど、精力的な活動が続いた。最近はバラエティ番組への出演など各メンバーがフォーカスされ、ますます人気を集めているという。2位は楽曲制作や映像制作、デザインなど幅広い活動を行うマルチクリエイター「こっちのけんと」（17.1%）、3位は2024年上半期ランキング7位から一気に3位へと急上昇した女優「出口夏希」（16.4％）。

　コトバ部門の1位は、「おい、笑える」（27.6%）。一般女性が偶然発した「おい、笑える」という感想を撮影した動画がSNSにアップされると、その言い回しや間の取り方が面白いと話題になった。2位は、入浴・シャワーを浴びないということを意味する「風呂キャンセル界隈」（26.8%）、3位は「ギリハッピー」（24.8％）。ヒップホップユニットのKOMOREBI（コモレビ）の曲「GiriGiri」のサビのフレーズ「ギリ・ギリ・ギリハッピー」から、「ギリハッピー」というコトバとして普段使いするフレーズへと派生したという。

　モノ部門の1位は、サーティワンアイスクリームが2024年5月に開催した期間限定のキャンペーン「よくばりフェス」（33.3%）。2位はスターバックスコーヒー秋の新作「焼き芋香ばしカラメルフラペチーノ」（31.0%）、3位は2024年6月から丸亀製麺の新商品として販売されている、うどんから生まれたドーナツの「丸亀うどーなつ」（21.5％）だった。

　コト部門の1位は、ミスタードーナツの定番商品「ポン・デ・リング」をフライパンで焼くアレンジレシピ「焼きポンデ作り」（26.4%）。手軽に購入でき、自分たちでも試しやすいアレンジということもあり、SNS上で見て楽しむだけでなく、実際に試してみたという女子も多かったという。2位は韓国語でフルーツ飴を意味する「タンフル」から派生し、冷凍フルーツを氷水に入れるだけでアレンジになる「氷タンフル作り」（23.6%）、3位はヒト部門2位にランクインした「こっちのけんと」のシングル「はいよろこんで」のサビにあわせて踊る「ギリギリダンス」（19.9％）。

　ウタ部門の1位は、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」（32.3%）。5か月連続シングルリリースの第一弾としてリリースされた曲で、瞬く間にTikTokで拡散され話題になった。2位はK-POPアーティストILLITのデビュー曲「Magnetic」（22.7%）、3位はコト部門にランクインしている「ギリギリダンス」の音源として人気を得た、こっちのけんとの「はいよろこんで」（21.3％）がランクインした。

　2024年のトレンドランキングは、ヒト部門・ウタ部門で「Mrs. GREEN APPLE」が2冠を達成。マルチアーティストの「こっちのけんと」は楽曲やダンスとあわせて、ヒト部門・コトバ部門・コト部門の3部門で上位ランクインとなった。

　また、モノ部門ではフードがランキングの多数を占めた。近年はコロナ禍の影響もあり、外出先で購入したものをみんなで食べるということが下火になっていたが、2024年はサーティワンアイスクリームやスターバックスコーヒーの商品など、手軽にみんなで食べられるスイーツの人気が戻ってきた印象だった。

　各部門のトップ10など、ランキングの詳細は「マイナビティーンズラボ」のWebサイトで確認できる。

10代女子が選ぶトレンドランキング…Mrs. GREEN APPLEが2冠

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