「しゅふJOB総研」は2024年10月30日、「自転車とヘルメット」がテーマのアンケート調査の結果を発表した。自転車に日常的に乗っている主婦は4割弱で、そのうち7割弱が「ヘルメットを持っていない」ことがわかった。 「自転車とヘルメット」についての調査は2024年9月17日から30日にかけて、ビースタイル スマートキャリア登録者および求人サイト「しゅふJOB」登録者のうち、子供をもつ女性を対象にインターネットで実施した。有効回答数は377名。 自転車に「日常的に乗っている」人は36.6%だったのに対し、「まったく乗ることはない」人も22.0%となった。自転車に乗る時のヘルメット着用が、2023年4月から努力義務となった。「日常的に乗っている」「時々乗ることがある」「殆ど乗ることはない」と答えた人に、自転車に乗る時にヘルメットを着用しているか聞いたところ、そもそも「ヘルメットを持っていない」人が68.6%となった。年代別にみると、30代以下から50代にかけてヘルメットを持っていない人の比率は上昇している。一方、60代以上はヘルメットの所持率が全年代の中でもっとも高くなった。 子供が自転車に乗る時のヘルメットの着用については、「年齢に関係なく着用するべき」「年齢によっては着用するべき」をあわせて86.0%が「着用するべき」と回答した。子供がいない女性も集計したところ同じような傾向がみられた。 しゅふJOB総研 研究顧問の川上敬太郎氏は「自転車については2024年11月より運転中の『ながらスマホ』に対する罰則が強化され『酒気帯び運転』が新たに罰則対象となるなど規制が強まる方向に進んでいる。自転車レーンといった環境整備を進めるとともに、誰もが加害者にも被害者にもなりうることを踏まえて個々の安全意識を高めていくことが大切だと考える」とコメントしている。