11月に入り、すでに総合型選抜や自己推薦入試を実施している大学もあり、受験シーズンに突入した。駿台の大学入試情報（10月4日版）「2025年度入試 主要私立大 新増設一覧」より、東日本の私立大学の新増設について紹介する。一例では、早稲田大学基幹理工学部は学系を再編し、新しい学系別入試を導入する。大妻「データサイエンス学部」新設 学部新設をするのは、大妻女子大学がデータサイエンス学部、実践女子大学は環境デザイン学部を新設。そのほか、敬愛大学は情報マネジメント学部、植草学園大学は看護学部、金沢星稜大学は人文学部、日本福祉大学は工学部を新設する。愛知県の人間環境大学は、愛媛県の松山道後キャンパスに総合環境学部を新設する。さらに、長野県の清泉女学院大学は2025年4月から清泉大学として共学になり、人文社会科学部を新設する。北里大学獣医学部「グリーン環境創成科学科」開設 学科新設するのは、北里大学獣医学部がグリーン環境創成科学科を相模原キャンパスに開設。そのほか、城西大学理学部は情報数理学科、昭和女子大学国際学部は国際日本学科、拓殖大学政経学部は社会安全学科、栃木県の国際医療福祉大学保健医療学部は医学検査学科、岐阜県の朝日大学保健医療学部は救急救命学科を新設する。フェリスは1学部3学科9専攻へ 日本女子大学は、家政学部を食科学部に改組し、食科学科と栄養学科の2学科とする。フェリス女学院大学は、文学部、国際交流学部、音楽学部を改組してグローバル教養学部を開設し、1学部3学科9専攻の構成とする。駒沢女子大学は人間総合学部を共創文化学部 、空間デザイン学部、観光文化学部の3学部5学科2コースに改組。また、名古屋外国語大学は、世界共生学部 世界共生学科から現代国際学部グローバル共生学科に改組する。東京家政学院大学は現代生活学部を生活共創学部に改組し共学化する。そのほか、北海道の藤女子大学、北海道科学大学、東北福祉大学、城西国際大学、千葉商科大学、亜細亜大学、清泉女子大学、田園調布学園大学、岐阜聖徳学園大学、愛知淑徳大学が学部改組を行う。早大基幹理工学部は4学系へ 早稲田大学基幹理工学部は2014年度から学部を 「学系」という専門領域に分割し、受験生に学系を選択する学系入試制度を導入していた。2025年度入学試験より、これまでの3学系（7学科）から4学系（7学科）に再編。おもな変更点としては、工学系（学系II）を工学系と情報系（学系2および学系3）に分けた。学系2は応用数理学科、機械科学・航空宇宙学科、電子物理システム学科。学系3は、応用数理学科、情報理工学科、情報通信学科。なお、基幹理工学部全体の学生の総数および各学科の定員数は変わらない。芝浦工大は3コースに再編 コース改組を行うのは、芝浦工業大学デザイン工学部で、社会情報システムコース、UXコース、プロダクトコースの3コースに再編する。また、東洋大学総合情報学部総合情報学科は、メディア情報専攻、心理・スポーツ情報専攻、システム情報専攻の3専攻を新設する。さらに、埼玉工業大学工学部は、3学科で5つの専攻を新設した。そのほか、大学名が変更されるのは、日本赤十字秋田看護大学が日本赤十字東北看護大学に、昭和大学が昭和医科大学に、名古屋女子大学が名古屋葵大学に名称変更される。 「2025年度入試 主要私立大 新増設一覧」は、現在認可申請中のものや設置構想中のものも含まれており、今後変更などの可能性もある。出願の際は、各大学の「入学者選抜要項」などで必ず確認してほしい。
【大学受験2024】鹿児島大、推薦選抜で出題ミス発覚…追加合格へ
