西垣匠「ドラゴン桜」ぶり日曜劇場で心境に変化 神木隆之介&宮本信子から受けた刺激とは【「海に眠るダイヤモンド」インタビュー前編】 | NewsCafe

西垣匠「ドラゴン桜」ぶり日曜劇場で心境に変化 神木隆之介&宮本信子から受けた刺激とは【「海に眠るダイヤモンド」インタビュー前編】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
西垣匠(C)TBSスパークル/TBS/スタイリスト:藤井エヴィ、ヘアメイク:カスヤユウスケ(ADDICT_CASE)
【モデルプレス=2024/11/06】俳優の西垣匠(にしがき・しょう/25)が、TBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(毎週日曜よる9時~)に出演中。インタビューでは、3年ぶりとなる日曜劇場出演への思いや、主演を務める神木隆之介から刺激を受けたエピソードについて聞いた。【インタビュー前編】

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◆神木隆之介主演「海に眠るダイヤモンド」

1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語を描く本作。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントとなっている。

本作では、神木が端島の炭鉱員の家で生まれ育った明るくまっすぐな主人公・鉄平と、現代の東京に生きるもう1人の主人公・ホストの玲央の1人2役を好演。西垣は、現代パートに登場する玲央の後輩で友人のホスト・ライトを演じている。

西垣にとって本作は、坊主頭に眉毛を全剃りした姿でヤンキー生徒を演じて話題を集めたドラマ「ドラゴン桜」(2021年)以来、3年ぶりの日曜劇場。前編では、幅広い役柄を演じ、注目を浴びる西垣に、本作を通じて感じた俳優業の面白さや出演への思いについて聞き、後編ではホスト役を演じる上での役作りや夢を叶える秘訣について語ってもらった。

◆西垣匠、3年ぶり日曜劇場出演で心境に変化

― 「ドラゴン桜」以来、3年ぶりの日曜劇場となりますが、出演が決まったときの心境を教えてください。

西垣:日曜劇場に再び出演できること、(映画「わたしの幸せな結婚」以来)塚原あゆ子監督とまたご一緒できることが何よりうれしかったです。また呼んでいただけたということで、全力で力添えできればという気持ちで臨みました。「ドラゴン桜」に出演した際は、この業界に入ってすぐの仕事で、日曜劇場の偉大さにまだ気づけていない時期でしたが、3年経って改めてこの枠の偉大さや重さを意識するようになり、心境は大きく変化したと思います。

― 楽しみが大きいですか、それとも不安やプレッシャーが大きいですか?

西垣:楽しみな気持ちが大きいですね。どんな作品も、前日は緊張してしまい、少し寝つきが悪くなることもあるのですが…(笑)。いろんな作品に出演させていただくようになるにつれて、現場で自分に求められていることをよく考えた上で臨むようになりました。

― 「ドラゴン桜」以降も様々な作品に出演されていますが、自信はつきましたか?

西垣:自信はないです。ないですけど、いい意味であの時の感覚はもうありません。もう誰かについていこうとは思いませんし、 自分のペースもわかってきましたし、現場がどういう風に動くかもわかってきました。ドラゴン桜の時は、カメラが回っていないところでもどうしていいのかわからない状況でしたが、今は緊張しなくなりましたし、落ち着きましたし、いい意味でいろいろなことが分かってきた印象です。

◆西垣匠、神木隆之介から受けた刺激とは

― 撮影をしてみていかがですか?

西垣:とっても楽しいです!僕は現代パートに出演しているので、神木隆之介さんや宮本信子さんとご一緒させていただくことが多いのですが、中々ご一緒することのない素晴らしい方たちのため、良い緊張感の中で撮影に臨めています。この年になると、日常生活で緊張する場面はあまりないので、ありがたいです。

― 神木隆之介さんや宮本信子さんから刺激を受けたことを教えてください。

西垣:僕と神木さんと宮本さん3人の場面から、僕が先にいなくなるシーンがあったのですが、その後の2人の芝居が、本当に自然でリアリティ溢れており、「会話ってこうだよな」と思わされるもので、とても刺激を受けました。自分の出番が終わってから、すぐモニターのところへ行き、2人の芝居をこっそり見ていました。

― 1人2役を演じている神木さんの姿を見てどう感じましたか?

西垣:1つの作品で2役を演じるのは、すごいエネルギーを使うと思うので、僕には想像もできない大変さだと思います。もちろん人物や時代が違うので、立ち振る舞いや話し方なども大きく変わってくると思うので、予告で鉄平を演じる神木さんを見させていただいて、本当にすごいなと思いました。

― 神木さんのホスト役はハマっていますか?

西垣:リアルなホストがわからないのですが、金髪がとても似合っています!金髪でジャケットを着ている雰囲気や、少し適当なグダーっとした感じの力の抜き具合がリアルですごいなと思いました。予告で見た鉄平とは別人ですね。

― 神木さんと撮影の合間にどういった話をしたか教えてください。

西垣:基本作品のことか、(浜辺)美波ちゃんの話しをしました!事務所の先輩ですし、神木さんとは何度も共演されているので「この前共演したんです!」と話して、美波ちゃんトークで盛り上がりましたね(笑)。「ゴジラ-1.0」の話しもして、神木さんに「僕もちらっと出演していました!」と伝えることができました。

◆西垣匠、フェンシングで学んだ“距離感”

― この作品を通じて改めて感じた俳優業の面白さや難しさはありますか?

西垣:芝居をしていいねと言われるよりも、塚原監督から「もう少しこうできるのでは?」と言っていただいた時の方が楽しいなと感じます。もちろん自分で考えてはいますが、こういう風にやってみようと思っている中で、プラスで味付けをしてくださるので、やりがいがありますし、そっちの方が緊張感やヒリヒリする感覚があるんです。例えば、神木さんとのシーンで、変な間があいてしまい、喋り初めが被った時、話が被ってしまうことは、普段でもあることだからこそ、この現場ではカットがかからないため、そういったドキドキや、やり取りしている感覚を楽しんでいます。

― フェンシング元日本代表という経歴を持つ西垣さんですが、フェンシングでの経験が俳優業に生きていることもあるのではないでしょうか。

西垣:フェンシングは、ものすごく相手や周りを見る競技で、相手が何を考えているかも考えますし、こういうタイミングで入ってくるなと、常に読み合う種目です。中でも距離感が1番大切で、相手は突けないけれど自分が突けるようなタイミングが存在するので、ずっとそのタイミングを探していたからこそ、やり取りの中で相手との間合いを見る目が養われました。芝居の中でも距離感や言葉遣い、声のトーンといった部分に当てはまるので、フェンシングでの経験は演技の中でとても生かされています。

(modelpress編集部)

★インタビュー後編では、本作での役作りや悲しみを乗り越えたエピソード、夢を叶える秘訣などについて語ってもらった。

◆西垣匠(にしがき・しょう)プロフィール

1999年5月26日生まれ、石川県出身。2021年2月に放送されたドラマ「夢中さ、きみに。」(MBS)に出演し、俳優デビュー。「ドラゴン桜」(同年/TBS)での坊主頭に眉毛を全剃りした姿が話題となった。近年の主な出演作は、「ハマる男に蹴りたい女」(テレビ朝日/2023年)、「私がヒモを飼うなんて」(TBS/2023年)、「ペンディングトレインー8時23分、明日 君と」(TBS/2023年)、「みなと商事コインランドリー2」(テレビ東京/2023年)、ドラマ「春になったら」(カンテレ・フジテレビ/2024年)、ドラマ「高額当選しちゃいました」(フジテレビ/2024年)、「顔に泥を塗る」(テレビ朝日/2024年)、「初めましてこんにちは、離婚してください」(MBS/2024年)など。

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《モデルプレス》

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