選択的夫婦別姓制度、大学生の8割超が賛成 | NewsCafe

選択的夫婦別姓制度、大学生の8割超が賛成

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選択式夫婦別姓制度に賛成か反対か
  • 選択式夫婦別姓制度に賛成か反対か
  • 賛成・反対の意見について
 ユーキャンパスは2024年9月26日、現役大学生の「選択的夫婦別姓制度」に関する意識調査の結果を発表した。回答者全体の83.5%が賛成、16.5%が反対という結果となった。男女別では、女性の89.8%、男性の74.1%が賛成であることがわかった。

 「選択的夫婦別姓制度」に関する意識調査は、2024年9月6日から9日にかけて、4年制・短期大学・専門学校を含む現役大学生を対象にインターネットで実施した。有効回答数は200名(女性118人、男性81人、性別未回答1人)。

 選択的夫婦別姓制度に対して、回答者全体の83.5%が賛成、16.5%が反対という結果となった。特に、女性の支持率が高く、89.8%が賛成と回答。一方、男性では賛成が74.1%となり、反対意見も25.9%となっている。この男女間の差は、「結婚後も自身の姓を保持することで、キャリアやアイデンティティを守りたい」という意識が、より女性側に強く反映された結果とも考えられる。

 賛成派のおもな意見として「個人の自由」や「選択肢の拡大」があげられた。現代社会では、仕事やアイデンティティに対する考え方が多様化しており、姓の変更によって起こる、仕事上での困難や行政手続きの煩雑化への懸念が強く表れているようだ。

 一方、反対派の意見は「家族の一体感」や「伝統」を重視する考えに基づいている。姓を共有することが「家族の証」として重要であるという意見や、子供の姓や管理の煩雑さを懸念する声も多く寄せられたという。
《中川和佳》

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