中学生、学習面の課題「やる気が続かない」47%…東進調査 | NewsCafe

中学生、学習面の課題「やる気が続かない」47%…東進調査

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Q.現在、学習面でもっとも課題だと思うことは何ですか
  • Q.現在、学習面でもっとも課題だと思うことは何ですか
  • あなたが学習計画を立てる際に困ることは何ですか
  • 勉強する目的は何ですか、学習計画や学習の不安を誰に相談しますか
 東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営するナガセは2024年9月24日、「中学生の学習状況に関する調査」の結果を公表した。5月に実施した「全国統一中学生テスト」受験者約3万6,000人を対象に調査。中学生の悩み1位は、やる気やモチベーションであることがわかった。

 「中学生の学習状況に関する調査」は、2024年5月に実施した「全国統一中学生テスト」の受験者のうち約3万6,000人の回答を収集し、分析した。回答方式は「もっともあてはまるものを1つ選ぶ選択式」で、各学年1万人以上が回答しており、学年の偏りはほぼない。設問ごとに無回答やエラーを除外しており、有効回答数はそれぞれ異なる。

 「現在、学習面でもっとも課題だと思うことは何か」については、「やる気や集中が続かない」と回答した割合が47.3%(1万6,994人)ともっとも多く、ついで「暗記が苦手」11.6%(4,169人)、「志望校対策が不安」7.2%(2,603人)とつづいた。一方で「特に課題はない」という生徒は5.4%(1,948人)で、ほとんどの中学生が学習に課題を感じていることがわかった。

 「学習計画を立てる際に困ることは何か」については、「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」が38.0%(1万3,687人)ともっとも多く、ついで「目標はあるが、具体的に何をすべきかわからない」が23.4% (8,431人)、「部活や課外活動との両立が難しく時間が確保できない」が22.5% (8,085人)だった。多くの中学生が、やる気・モチベーションに悩みを抱えており、計画の立て方や、立てた計画を実行する段階の悩みも多いことがわかった。

 「勉強する目的は何か」については、「目標達成のために必要だから」が40.5%(1万4,574人)ともっとも多く、「自分の力を高めたいから」23.0%(8,279人)、「勉強しないと不安だから」12.4% (4,464人)だった。目標達成や自分の力を高めるために勉強を行う中学生が多いことがわかった。

 「学習計画や学習の不安を誰に相談するか」については、「保護者」が36.4%(1万3,055人)ともっとも多く、「相談したいとは思わない」20.6%(7,384人)、「友人」19.6%(7,030人)とつづいた。
《宮内みりる》

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