様々な"ネットゲーム"が溢れる昨今だが、いわゆるMMORPG…「多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム」の始祖といえば、やはり1997年発売の「ウルティマオンライン」を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。冒険や戦闘に夢中になる人がいる一方で、衣服、料理、薬品、生活用品、武器、防具、家具、本、彫刻などの"生産"にひたすら取り組むゲームスタイルも可能であり、当時としては画期的な内容だった。
この手のゲームの魅力はといえば"人生をやり直す"ような感覚にあると言っていい。人間誰でも過去を振り返れば分岐点があり「やりたいと思ったができなかったこと」がある。無駄とは知りつつ、つい「あのとき違う道を選んでいれば」と考えてしまうこともあるだろう。
NewsCafeのアリナシコーナーでも「子供に戻りたいと思う?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…59.3%】
■勉強し直したい。でもまたしないんだろうなぁ…(汗)。
■この記憶を持って行けるならね。
■子供というか違う人生を生きてみたい。
■子供は無邪気だから煩わしいことなんて考えなくていいしね…。
■戻るというより懐かしむ気持ち。
■子供の頃は楽だった。大人が、こんなに辛いとは思わなかった…。
■大人っていろいろ大変。特に金銭面…。
■コーヒー牛乳が飲めないカラダになてしまった。ガブガブ飲みたい。
■アリ。そして父と母に甘えたい。
■幼稚園の頃に戻って人生をやり直したい。
【ナシ…40.7%】
■子供時代の方が辛いことが多かった。
■え~! やっとココまで来たのに、またフリダシから?
■今の時代の子供にはなりたくない。
■子供に戻っても同じ人生辿る気がする。
■20代にもどりたい。
■バブル時代に戻りたい。活気があったし仕事も忙しく良かった!
■今の方が幸せだもの。
■年は取ったけど今のほうが楽しい。
■子供の頃は子供なりの苦労があったので戻りたくはない。
■ただただ早く終わらせたい。
結果は【アリ派】が6割と多数派だが「現在の記憶を持って行けるなら」と条件付けるコメントは多く、まったく白紙での"やり直し"となると、やや【ナシ派】のほうが多そうな印象だ。
また【ナシ派】では「子供に戻りたくはないが高校生に戻りたい」「20代に戻りたい」などの意見が多い。結局、両派ともに突き詰めると「子供の頃の環境」に左右されることになるだろう。
どのみち見果てぬ夢…10年後に「10年前に戻りたい」と考えなくてすむよう、せめて"今やりたいこと"はやっておきたいものだ。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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