「演じるべき役だと確信」ネルソン役ロドニー・ヒックスら明かす塚本晋也監督との撮影『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』 | NewsCafe

「演じるべき役だと確信」ネルソン役ロドニー・ヒックスら明かす塚本晋也監督との撮影『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』

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『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』©Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners ©Allen Nelson/KODANSHA
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第83回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、日本作品として初めて、イタリアの高校生たちが選考する「レオンチーノ・ドーロ賞(Leoncino d’Oro/金の小獅子賞)」を受賞した『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』。この度、豪華主要キャストのロドニー・ヒックス、ジェフリー・ラッシュ、タチアナ・アリの3名が、作品への思いや塚本晋也監督との撮影秘話を語るインタビュー映像が解禁となった。

『野火』や『ほかげ』などの塚本監督が、ニューヨーク、ベトナム、タイ、沖縄の4か国で撮影を敢行し、全編英語セリフでベトナム帰還兵の実話を描くという大規模なプロジェクトに挑んだ本作。

主人公アレン・ネルソンを演じたロドニー・ヒックスは、ブロードウェイミュージカル「RENT」のオリジナルメンバー。

多くの候補者の中から、役への深い理解と熱意が決め手となり抜擢された。オファーを受けた際の心境について当時は、「芝居を人生の中心にするのはやめようと思っていた」と、キャリアの転機にあったことを明かす。

それでも、届いた脚本を読み進めるうちに、「僕が演じるべき役だと確信した」と本作への強い思いを語り、自身のPTSDとも向き合いながら撮影していたことを明かした。

そんなアレンの心の傷に向き合うニール・ダニエルズ医師を演じるのは、『シャイン』『英国王のスピーチ』などで知られる名優ジェフリー・ラッシュ。

オファーを受けた時のことを「ここでは再現できないほど驚いた」とふり返り、「監督がどの作品を観て私を選んだのかは不明だが、“パイレーツ”でないことは確かだろう」とユーモアを交えながら、「演じたことのない役を求めていた」と、当時の自身の思いを吐露している。

さらに、塚本監督については「自ら脚本を書き、作品のリズムを理解し、編集もこなす。そして自らカメラを回すんだ」と、その独自の映画作りに言及。「映画言語に対する感性がずば抜けている」と、塚本監督への高い評価を寄せた。

そして、アレンを優しく受け入れる妻リンダを演じるのは、俳優・歌手として活躍するタチアナ・アリ。オファー当時について「どこにいたのか、正確に覚えてる」と語るタチアナ・アリは、「脚本を読み始めたら引き込まれた。強く心を動かされた」と、作品に魅了された瞬間を回想している。

さらに、自身も俳優として活動する塚本監督との関係については、「役を掘り下げたり、シーンを作り上げる時に、俳優の視点を持つ監督とは特別な関係性を築けることがある」と説明。

「現場で経験できた内容は、期待をはるかに大きく上回るものだった。初めて会った時は、彼の優しさと寛容さに驚いた」と、撮影現場で得た印象をふり返っている。

3名の言葉から浮かび上がるのは、国やキャリアを越えて俳優たちを惹きつけた、本作の脚本と塚本監督の映画作りへの情熱。実力派キャストがどのように作品と向き合い、役を作り上げていったのか、その一端を垣間見ることのできる映像となっている。

自らカメラを握り、俳優と向き合う 塚本監督の映画作りを捉えたメイキング映像
インタビュー映像とあわせて初公開となるのが、ニューヨーク、ベトナム、タイ、沖縄で行われた撮影の貴重なメイキング映像。

映像には、塚本監督が自らカメラを手に撮影に臨む姿をはじめ、俳優たちとの綿密な打ち合わせや、意見交換をしながらひとつひとつのシーンを作り上げていく現場の様子が収められている。監督・脚本・撮影・編集を自ら手掛ける塚本監督。

その映画作りについてジェフリー・ラッシュは、「彼が作り上げるのは、実際に目にするまで誰も想像できないような映像だ」と語り、「彼との仕事は最高に刺激的だった」と、その魅力を称賛した。

本作は、塚本監督にとってキャリア初となる4か国ロケを敢行した意欲作。総勢約200人規模のスタッフ・キャストが参加する過去最大級の撮影となった。

その大規模な現場においても、自らカメラを握り、俳優と同じ目線で撮影に向き合い続けた塚本監督が、世界各地で積み重ねられた撮影の熱気を携え、戦争というテーマに真正面から向き合うスタッフ・キャストたちの姿を捉えた、貴重な映像となっている。

『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』はkino cinéma新宿ほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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