世界有数の富裕国であるカタール。急速な発展を維持するため、人口の89%が他国からの臨時労働者で占められていること、野良猫の数が増加し続けていることは知られていない。路上から野良猫たちを救出するのは、イラン、インド、ヨルダンなど様々な国出身の、異なるバックグラウンドを持つ人々だ。
米ミルウォーキー在住の猫カフェ経営者ケイティは、25匹の野良猫を保護し、カタールから米国へ移送、新しい家族を見つけようとする。4日間という限られた時間しかないケイティを待っていたのは、パキスタン出身のウマイルら同志たちとの出会い、そして野良猫たちを移送するにあたっての意義深くも難しい決断の連続だった――。
今回、25匹の野良猫をカタールから移送し、里親を見つける救出ミッションをカメラに収めたマイ・ホン監督のインタビューが到着。猫と男性の心温まる絆を描いた前作『猫と、とうさん』から、どのようにして「野良猫の国際支援」というテーマにたどり着いたのか。「自身の最高傑作」と自信を見せるキュメンタリー映画について語ってもらった。
カタールの野良猫25匹を保護し、アメリカで里親探し
――この映画を撮ろうと思ったきっかけは?
『猫と、とうさん』がミルウォーキー映画祭で上映され、猫カフェ経営者であるケイティ・マクヒューが上映会に来てくれたのをきっかけに、彼女の猫カフェを訪ねました。旅行の際はよく、地域の猫カフェを応援しているんです。そこで彼女の国際的な猫の保護活動について詳しく知りましたが、その取り組みは信じられないものでした。非常にユニークなストーリーだったからです。戦争で荒廃した国々からペットを他国に輸送する大規模な慈善団体の話はよく耳にしますが、たった一人の女性がすべてを独力で成し遂げているという話は、これまで聞いたことがありませんでした。
――4日間の撮影で最も大変だったことは何ですか?猛暑が最大の難関でした。連日、夜でさえ46度以上ありました。また、日差しが灼熱だったため、ほとんどの猫たちは一日中隠れていました。野良猫との撮影は、ほぼ深夜に行わなければなりませんでした。限られた時間の中で昼夜を問わず撮影を続けなければならなかったため、2人のカメラマンは交代で睡眠をとらなければなりませんでした。
――撮影中、最も印象に残った猫はどの子ですか?
FIV(猫免疫不全ウィルス)に感染した、3本足のオレンジと白の猫「マヌ」が、最もおしゃべりで印象的でした。彼が路上で生き延びていたことが信じられませんでした。彼は私たちにとても親しみを見せてくれたので、彼がアメリカへ渡り、新しい家を見つけられたことが何より嬉しかったです。
――日本の観客へメッセージをお願いします。『猫たちと7000マイルの旅』は私の最高傑作であり、カタールに住む野良猫の保護活動家たち自身が語ることのできない物語を、世界中に伝えることができて光栄です。この経験は私の人生を大きく変え、世界に対する視野を広げてくれました。ぜひ劇場でこの感動的な映画を体験していただきたいです。
『猫と、とうさん』再上映&入場者特典決定
本作の公開を記念して、『猫と、とうさん』のヒューマントラストシネマ有楽町での1日限りの再上映が9月3日(木)に決定。
来日中のマイ・ホン監督が登壇し、MCに同作のパンフレットにも寄稿したライターのISOを迎えてのトークイベントが開催。来場者には、この日限りの「ランダムポストカード&シールセット」がプレゼントされる。
また、『猫たちと7000マイルの旅』入場者特典として、ボーディングパス風ステッカーが9月4日(金)公開の全劇場にて配布される(数量限定/なくなり次第終了)。カタールから旅立つ猫たち専用のボーディングパスを模したチケット。
また、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸の4館限定で、公開記念Tシャツを販売。スーツケースを片手に旅立つ、劇中に登場するペネロペを模したユルカワなイラストが施されている。
『猫たちと7000マイルの旅』は9月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。









