更年期を「軽く」乗り越えるポイントはおそらく3つある。「推し活」「誰かと話す」そしてもう一つは「指先を」…? | NewsCafe

更年期を「軽く」乗り越えるポイントはおそらく3つある。「推し活」「誰かと話す」そしてもう一つは「指先を」…?

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更年期を「軽く」乗り越えるポイントはおそらく3つある。「推し活」「誰かと話す」そしてもう一つは「指先を」…?

株式会社ヒューマンリソースコミュニケーションズ代表の春日郁代さんは、40年以上にわたってビューティの最前線に立ち続けてきた国際セラピストです。京都発のコスメブランド「Nursery(ナーセリー)」はアメリカ、中国、UAEなど世界各国で展開されています。2026年6月に上梓した著書『この老い、はじめてだから 60代、うまく生きる32のこと』(徳間書店)では、60代から直面する美容と健康、生き方の悩みを、自らの体験をもとに綴っています。

美容事業を始めた経緯から更年期の経験まで、春日さんのお話を伺いました。前編『「女が働く場所なんてなかった」仕方なく23歳で独立した女性エステティシャン、その後の40年間でたどった「意外すぎる」紆余曲折』に続く後編です。

更年期の症状はそれほど重くなかった。でも「朝の不安感」だけは確かにあった

海外では着物をまとい自ら日本の美を発信。

ところで、オトナサローネは更年期障害の啓発を重点的に行っている媒体です。日本人女性の閉経の平均は52歳前後といわれていますが、春日さんの更年期はいかがでしたか?

「更年期の症状はそれほど強くなかったですね。ホットフラッシュはほぼなかった。ただ、朝起きて不安になることがありました。夜よりも朝、早く目が覚めて、世の中が動き出すまでの時間に不安を感じる。仕事に行くのが辛いと感じる日もあったかもしれません」

春日さんのお母様も更年期症状がそれほど重くなかったそうですが、それにはもしかして習慣が影響していたかもしれないと振り返ります。

「母は健康食品おたくでした。子どものころは何をしているんだろうと思っていました。断定はできないけれど、そういうものを上手に使ってきたんだろうなと思っています。私自身もビタミンEとCのサプリを欠かしませんでした。それが効いていたのか、偶然なのかはわからないのですが、でもひどくはならなかったのは事実です。もうひとつ、いちばん重要なのはとにかく忙しかったことかなと思います。考えたり悩んだりする時間を作れないほどに動いていたのも、結果的によかったのかもしれません」

サロンはヘッドスパがメイン。商品のヒントもお客様から。

サロンに来るお客様の中には、メンタルが落ち込んでしまうと訴える方もいらっしゃったそうです。

「体に出る症状もあれば、精神的なものもありますよね。現在、サロンはヘッドスパをメインにしていますから、髪の毛が寂しくなった、髪のツヤがなくなってしまって、と話してくださる方もいらっしゃいます。そして、こういうこともこうしてサロンに足を運んで、セラピストに話をしたら楽になるんですよ、とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。白髪、薄毛は本当に悩んでいる方が多くて、頭皮と髪の悩みが更年期の不安に重なることを間近に見てきました。どうしよう、このまま薄くなっていくのかという不安は、明日が怖い気持ちにつながっていく。その不安が少しでも弱まればいいと思っています」

推し活・話すこと・1つの小さな悩みから解決すること。更年期を乗り越える3つのヒント

自分の足で旅行するためにも健康づくりは大切。

更年期をどう乗り越えるか。春日さんが長年お客様を見てきた中で感じることを、率直に話してくれました。まず、大切なのは好きなことを持つこと。

「推し活って本当にいいらしいですよ。私自身は韓国ドラマが大好きで、見ている時間があると楽になる。きゃっきゃ言うだけでなく、何か好きなことに集中できる時間があるだけで、気持ちがずいぶん違います」

次に、誰かと話すこと。

「ビューティって、悩みを共有する場でもあります。女性同士で話して、私なんかこうで、ほんまにな、って共感しながら言い合えます。自己開示したほうが楽になるんです。家では言えない、職場でも言えないことを、生活のシーンと離れたところで話を聞いてもらえることの大切さを、長年の仕事を通じて感じています。共感することで、自分まだ大丈夫、と気が楽になることも多々あります」

サロン内の一コマ。日常を離れ悩みを共有する場でもある。

そして、外見の小さな悩みをまずは1つ解決すること。

「更年期の心の揺らぎに、老化が追い打ちをかけます。肌のつやがなくなった、たるんできた、髪が薄くなってきた、そういう外見の変化がさらに気分を落ち込ませるんです。でも、それらのうち1つでもよくなると、心がぐんと軽くなります。たとえばですが、むくみがとれて脚が軽くなっただけで気分が上がったという方もいらっしゃいました。私のおススメは、ネイルを丁寧に仕上げ、指先の美しさを保つこと。自分でやっても、サロンに行ってもいいです。これだけで自分に自信がついて、幸せな気持ちになる。ビューティにはそういう力があります」

サロンは京都市の中心街ながらも閑静な立地。

美容関連のお仕事に従事している人は、更年期症状が比較的軽い傾向があるのかもしれない、と春日さんは言います。

「50代を過ぎても好きなことに携わっている、女性同士で悩みを共有できる、接客で話すことが日常にある。そういうことが、症状を感じにくくさせているのかもしれませんね。もしかして、職業別に更年期症状の重さを調べたら、ビューティ系の皆さんは軽いかもしれない、なんて思ったりしています」

更年期を迎える女性へのメッセージを、最後に聞きました。

「いろんな苦難はあったけれど、必死に乗り越えていたら思い出せないくらいになっています。1つでもできることを、まず始めてみてください。小さいことでいい。いま自分を整えることが、これからの自分への一番の贈り物だと思います」

『この老い、はじめてだから 60代、うまく生きる32のこと 髪のこと、肌のこと、そして美容も健康も“抱えている悩み”をぜんぶ!』春日郁代・著 1,870円(税込)/徳間書店

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お話/春日郁代さん

株式会社ヒューマンリソースコミュニケーションズ 代表取締役。京都で30年サロン経営。元大手エステ店長・全国売上1位トップカウンセラー。アロマスキンケア「Nursery」を世界展開。スパアナリスト・ラジオパーソナリティーとして日本の美を世界に発信中。


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