
「階段を上がると、今までになくひどく息切れがする」「たまに心臓が飛び出しそうなくらいドクドクする」そんな症状を感じることはありませんか?
更年期になると、動悸や息苦しさに悩む女性もいます。しかし、その症状の原因が更年期だけとは限りません。なかには、不整脈などの重大な病気が隠れている場合もあります。今回は、薬剤師の視点から、動悸や息苦しさの原因や不整脈リスクについてお届けします。
Q.息苦しいのは更年期が原因ですよね?

イラスト/lely
更年期には、女性ホルモンが急激に減少して自律神経のバランスが乱れやすくなるため、動悸や息切れを感じる人も少なくありません。一方で、40〜50代は不整脈のリスクが高くなり始める年代でもあります。更年期症状と不整脈は見分けがつきにくいため、自己判断で済ませてしまうと病気の発見が遅れる可能性もあるのです。
Q.不整脈ってどんな病気なんですか?

Photo:O-DAN
「たまに急にドキドキしたり、脈が飛んだりすることはあるけれど、病院に行くほどではないかな」そんなふうに軽く思っていませんか? 実は、そのような症状の背景に不整脈が隠れていることがあります。不整脈は、脈が速くなったり、遅くなったり、不規則になったりする病気の総称です。治療を必要としない不整脈もありますが、なかには、脳梗塞や心不全につながる重症の不整脈もあります。
不整脈が増える主な年代や性別
不整脈は加齢とともに増加します。とくに、男女ともに40代から徐々に増え始め、高齢になるほど発症しやすくなります。代表的な不整脈である心房細動は男性に多いとされていますが、女性でも更年期以降に発症リスクが高まります。加齢に加えて、高血圧や糖尿病といった持病、睡眠不足やストレス、過度な飲酒、喫煙などの生活習慣も不整脈の発症リスクを高める要因です。
「なんとなく不調」で見逃しやすい初期症状
不整脈の初期症状は、なんとなく不調と区別しにくいことがあります。
- 息苦しい
- 動悸がする
- 脈が飛ぶ感じがする
- めまいがする
- 疲れやすい
- 階段や坂道で息切れしやすい
どれも「年齢のせいかな」「疲れているだけかも」と考えてしまいやすく、見逃されることが少なくありません。
見逃した結果のリスク
不整脈を放置すると、心臓の中に血栓ができやすくなり脳梗塞を引き起こすことがあります。また、心臓に負担がかかり続けることで心不全につながる場合もあります。とくに、次のような症状がある場合は早めに受診しましょう。
- 息苦しさが続く
- 動悸を繰り返す
- 強い胸痛がある
- 失神したことがある
- めまいやふらつきが頻繁に起こる
循環器内科を受診するのが一般的ですが、近くにない場合は、まず内科に相談してもよいでしょう。
本記事では、不整脈の初期症状やリスクについてお届けしました。
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では、検査で異常がなかった場合に、自分でできる対処法をご紹介します。




