
さんきゅう倉田です。官僚となるために必要な”国家公務員総合職試験”の受験者が増え、就活市場で人気のあるコンサルティングがAIにギュられると予測し、官僚人気が高まっているなどと言われています。
前回から先の官庁訪問で苦汁をなめた東大生に話を聞いています。
▶なぜ東大生の私は内々定をもらえなかったのかなぜ東大生の私は内々定をもらえなかったのか
「自分のどこがダメだったのか考えた時に、説得力がありませんでした。具体性も欠けていました。官僚は労働環境が良くないので(筆者注 昔と比べるととても良くなっている)、熱意がないと厳しい。公式に『志望動機が大事』とも言われています。
官庁訪問を経験して、強い志望動機、ブラックとか一切考えずにどうしてもここに入りたいという姿勢が重要だと感じます。
強い志を示すには、官僚になって実現したいことを具体的に、明確にするしかありません。自分の人生や親族の生き方がヒントになることもあるかもしれません。厚労省の人には、やはり医療系に親戚がいる人が多いし、それは当然強みになる。文科省なら教員、警察庁なら警察といった具合に、影響を受けた人がいると印象が良いし、入省して実現したいことの解像度が違う。
また激務に心身が耐えられるか、早期離職しないかは色んな側面から見ています。
例えば、実際に自分が官庁訪問に行った際、何時に帰れるかも知らされず、解放されたのは21時半でした。これは良い方で、人によっては終電間際、終電以降の時間まで拘束されます。
単なる長時間拘束ではなく、いつ帰れるか分からないのは精神的な負担になります。HUNTER×HUNTERの1次試験で、サトツさんが何時間移動するのか言わなかったのと似ていますね。
▶最後の人事のひとことで合否が分かる!?官庁訪問で最後に言われる「極めて高く評価している」とは
最終面接に呼ばれるか否かが決まるまでも、長いこと待たされるんです。残業はしたことがないけれど、残業するよりメンタルにくると思います。官庁訪問は待たせるんですよ。もちろん人によりますが、第二クールはめっちゃ待たされるんです。
そして、この第二クールに伝えられる結果が大事で、第三クールが最終面接で、第四クールに内々定がもらえます。
ちなみに、官庁訪問には出口面接というものがあって、その日の終わりに人事の人と少しだけ話す時間があります。このとき「高く評価している」と言われるだけだとだめで「極めて高く評価している」と言われるとよいと言われています」
官僚になれないと決まったときの気持ちは?
自分は内々定をもらえなかったので、官庁訪問は来年以降も受けられますが、民間を4年のいま(6月)から探すか、大学院に行くか迷っています。
落ちたと分かった時は、3日くらいショックでした。中学受験で志望校に合格して、東大は現役で合格して、オフィシャルな挫折は人生で初めてなんです。
「申し訳ない」と思いました。家族に申し訳ない。
第一クールは3日間あるので、3つの省庁を回れるんです。第一クールの財務省の結果が30〜40番目だったので、採用人数20人くらいと考えると、箸にも棒にもかかっていなかった。
甘かったです。受験と同じように考えていたのが甘かった。第一志望は偏差値80、第二は70みたいに考えていました。財務省が1軍で、厚生労働省は2軍みたいに考えていました。どの省庁も誰かにとっての1軍なんですよね。2軍なら採用されるだろうという甘い期待がありました。
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