たった30秒の「おでこトントン」で、食欲を半分以下に抑えらえる!?「脳内食事」も有効?脳の反応を利用した「ダイエット習慣」を科学的に解説 | NewsCafe

たった30秒の「おでこトントン」で、食欲を半分以下に抑えらえる!?「脳内食事」も有効?脳の反応を利用した「ダイエット習慣」を科学的に解説

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たった30秒の「おでこトントン」で、食欲を半分以下に抑えらえる!?「脳内食事」も有効?脳の反応を利用した「ダイエット習慣」を科学的に解説

つい食べすぎてしまう、甘いものがやめられない――そんな経験はありませんか?ダイエットは「我慢」が必要だと思われがちですが、無理に空腹を我慢すると、かえって心や体に負担をかけてしまうこともあります。

言語学者で明治大学教授の堀田秀吾氏は、食欲は意志の強さではなく「脳の反応」に左右されるものだと語ります。科学的な研究をもとに、脳にやさしく働きかけることで、食べすぎを防ぐ方法があるというのです。

本記事では、堀田氏の著書から、おでこを軽くタッピングする方法や「脳内食事」といった、無理なく食欲をコントロールする習慣をご紹介します。

※本記事は書籍『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました』(堀田秀吾:著/SBクリエイティブ)から一部抜粋・編集したものです
※ TOP画像はイメージです。

 

額をタッピングしたら食欲が半分以下まで減退した!

暴飲暴食を防ぐテクニックとして参考にするといいのが、「おでこをトントントンとタッピングするだけで湧いてきた食欲を解消できる」という研究です。

ニューヨーク市聖路加病院ウェイルらが行った実験で、肥満傾向の被験者の好きな食べものへの欲求を減らす方法として、以下の4つのアクションを比較して実験しました。

1.指で自分の額(おでこ)を30秒タッピングする×4回
2.指で耳を30秒タッピングする×4回
3.つま先で床を30秒トントンと叩く×4回
4.空白の壁を30秒見つめる×4回

その結果、どのアクションも回数を重ねるごとに一定の食欲抑制効果があることが判明しました。さらに、1の額をタッピングするケースがもっとも高い効果があり、食欲が半分から1/3程度まで減退することもわかったそうです。

タッピングは不安解消にも効果あり

こういったタッピングは、おでこ以外にも、眉毛、目尻、目の下、顎、鎖骨などに行う「EFT(感情解放法)」と呼ばれるストレス解消法として知られ、その効果についてさまざまな議論がされています。

ベングリオン大学のクロンドが行った、EFTに関する過去の研究を総合的に検討した「メタ分析」(複数の研究結果を統合し分析すること)によると、EFTは不安解消に効果があると結論づけています。

空腹を我慢するのはメンタルによくない

ただし、ダイエットをしたいがために空腹を我慢することはいいこととは言えません。そもそも空腹になると、心の安定と深く関係する幸せホルモンのセロトニンが減少します。

イライラするのはこのためで、セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいと言われているほどです。

血糖値の低下もイライラが止まらなくなる原因です。無理をして「食べない」という選択は控え、あくまで「食べすぎ注意」の際に行う緊急時のアクションとしてとり入れましょう。

イラスト:若田紗希

【CHECK】食べすぎに注意したいときは、おでこをトントントンと30秒タッピングする。ただし空腹を我慢するためには行わない

▶食欲を抑えるには「脳内食事」がおすすめ?

自分が何かを食べる想像をするだけで、食欲を抑えられる

先ほどご飯を食べたのに、甘いにおいをかぐと急にお腹が空いてしまう……。脳と体の反応が一致しないことは珍しくありません。私たちはお腹が空いていないときでも食事を摂ったり(お菓子を食べるなどもそうです)、逆にお腹が空いているのにダイエットのために食事を抜いたりします。

においや音、広告など、私たちの環境に潜んでいる食物の誘発物質が、過食の主な原因の1つであるとも言われているほどです。食欲と上手につき合えるかどうかは、現代人にとって欠かすことのできないセルフコントール術でしょう。

カーネギーメロン大学のモアウェッジらのチームは、「想像するだけである程度食欲を抑えることができる」という研究を公表しています。この実験では、51人の被験者を以下の3つのグループに分けました。

1.「チョコレート(m&m’s)を3個食べる」&「コインランドリーの洗濯機にコインを30枚挿入する」場面を想像するグループ
2.「チョコレートを30個食べる」&「コインランドリーの洗濯機にコイン3枚を挿入する」場面を想像するグループ
3.(食べる想像はなしで)「コインランドリーの洗濯機にコインを33枚挿入する」場面を想像するグループ

その後、被験者全員にチョコレートが入ったお皿を配り、好きなだけ食べていいと指示をしました。

すると、チョコレートを30個食べるシーンを想像した2のグループの被験者は、チョコレートを3個食べる想像をした1のグループや、まったく食べる想像をしなかった3のグループの被験者に比べ、実際にチョコレートを食べる量が少ない結果になったといいます。

つまり、自分が何かを食べている姿を脳内で再生する「脳内食事」をすることで、食べる量を抑えられることが示唆されたのです。体重を気にしているなら、仕事やプライベートの会食前に、自分が食べる姿と、食べたことによって自分がどんな姿になっているかを想像するといいでしょう。

イラスト:若田紗希

【CHECK】食欲を抑えられない人、ダイエットしたい人は、食事の前に、自分がおいしく食事している姿を想像する

 

ここまでの記事では、暴食を抑える「ダイエット」の習慣を紹介しました。つづく関連記事では、仕事を効率化するためのすぐできる習慣をお届けします。
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著者略歴:堀田秀吾(ほった・しゅうご
言語学者(法言語学、心理言語学)。明治大学教授。1999年、シカゴ大学言語学部博士課程修了(Ph.D. in Linguistics、言語学博士)。2000年、立命館大学法学部助教授。2005年、ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了、2008年同博士課程単位取得退学。2008年、明治大学法学部准教授。2010年、明治大学法学部教授。司法分野におけるコミュニケーションに関して、社会言語学、心理言語学、脳科学などのさまざまな学術分野の知見を融合した多角的な研究を国内外で展開している。また、研究以外の活動も積極的に行っており、企業の顧問や芸能事務所の監修、ワイドショーのレギュラー・コメンテーターなども務める。著書に『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(クロスメディア・パブリッシング・共著)、『科学的に元気になる方法集めました』(文響社)、『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全』(SBクリエイティブ)など。


《OTONA SALONE》

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