ダイエットに失敗し続ける人が気づいていない「あまりにも単純だけど必ず効果が出る」痩せ方のコツ…うそでしょ、そんなことだったの?【新連載】 | NewsCafe

ダイエットに失敗し続ける人が気づいていない「あまりにも単純だけど必ず効果が出る」痩せ方のコツ…うそでしょ、そんなことだったの?【新連載】

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ダイエットに失敗し続ける人が気づいていない「あまりにも単純だけど必ず効果が出る」痩せ方のコツ…うそでしょ、そんなことだったの?【新連載】

こんにちは、心理学者の内藤誼人です。私たちの生きる社会とは私たち個々人の主観で構成されており、心の動きと社会は切り離して考えることのできない表裏一体の存在です。働く女性の皆さんに、仕事、家庭、自分時間の3つの視点から、「知っておくと人生がスムーズに動き出す」心理学の知恵をお伝えします。

この連載をスタートするにあたって打ち合わせをしたところ、編集部から「更年期世代は毎年ダイエットに失敗して自己肯定感が下がります。どうすればいいでしょうか」とリクエストされました。

ダイエットの失敗。なるほど、女性ならばほとんどの人が抱える悩みかもしれません。しかし、心理学的にみると「失敗する理由」は明らかです。

【心理学者が教える「8割がんばらない」生き方】#1

結論を言います。「ものすごく気楽にスタート」するのが最重要

ダイエットをスタートするとき、たいていの人はものすごく“意欲的”になっています。しかし、この意欲とやらがすでにいけません。「絶対におばさん体型にならない!」「10日で7キロ以上落とす!」などと強い気持ちを持てば持つほど、逆説的ながらダイエットは失敗してしまうからです。

ダイエットを成功させたいのなら、入れ込みすぎてはいけないのです。もっと軽い気持ちで取り組みましょう。これが基本となる正しい姿勢です。

人間はそれほど我慢強い生きものではありませんので、最初は意欲が溢れに溢れていても、数日経つと最初の意欲もどこへやら。苦しいことからは逃げ出そうとするのが人間の性ですので、「もう、ダイエットや~めた」ということになります。いわゆる「三日坊主」というやつです。

その点、気軽に始める場合には、それほど厳しいハードルを設けずにすみます。甘いおやつを食べてもOK、食事制限もそんなにしなくてOK、お酒を飲んでもOKと、非常に緩いハードルでスタートすることができますから、そんなに苦しくもありませんし、いつまでもダイエットの試みを継続することができるのです。

気合を入れれば入れるほど「失敗しやすくなる」理由とは?

最初に厳しいハードルを設定すると、どうなるでしょうか。

ほんの少しつまずいただけで気持ちが折れやすくなるのですよ。

この現象を、心理学では「どうにでもなれ効果」と呼んでいます。

カナダにあるトロント大学のジャネット・ポリヴィによりますと、必死に我慢してダイエットをスタートすると、たとえば、ピザをほんのひと切れ食べただけで、「もうダイエット失敗」と諦めてしまい、「もうどうにでもなれ」と開き直り、ダイエットを止めてしまうのだそうです。

というわけで、自分が苦しく感じるようなダイエットをしてはいけません。私が、「気軽にスタートしたほうがいいよ」とアドバイスするのはそのためです。

ダイエットは短距離走ではなく、長距離走。せっかくダイエットしても、すぐにまたリバウンドしてしまっては意味がないのです。たとえダイエットに成功しても、それでも気を抜かずに体型を維持することが大切だということを考えたら、短期的なダイエットよりも長期的なダイエットができるよう、ものすごく緩いハードルで始めたほうがいいのです。

「糖質の摂取はゼロ」などと厳しいルールを自分に課すのをやめ、お肉でもケーキでも食べたくなったら何を食べてよい、ということにしておいたほうが長つづきすると思いませんか。

「痩せる」と思うだけで本当に痩せる、驚くべき「暗示」の効果とは? 「自分の意識以外は何も変えなくてOK」

2つ目のだれでも簡単ダイエットの方法は、自分に暗示をかけること。食生活を変えたり、運動習慣を身につけたり、ということはしません。これまで通りの生活をつづけてください。変えるのは自分の思い込みだけ。それだけでスリムになれます。

「脂っぽいものを食べたら、太っちゃうかも?」と思いながら、ラーメンや唐揚げなどの脂っぽいものを食べると、確実に太ります。本人は気づいていないかもしれませんが、「太っちゃうかも?」という気持ちが、自分を太らせる自己暗示として働いてしまうのです。

逆に、「私は何を食べてもスリム」だと思っていれば、そちらの方向に自己暗示が働きますので、太らずにすむのです。

「ウソですよね?」と思われるかもしれませんが、これは本当のお話。これまでとまったく同じ行動をしていても、本人の意識を変えるだけでみるみるスリムになっていくのです。自己暗示をかけるのなら、「太っちゃう」ではなく、「スリムになる」という暗示をかけましょう。

暗示によってスリムになることは、ハーバード大学のアリア・クラムの研究で明らかにされています。

クラムは、84名のホテルで清掃業務を担当する女性従業員(18歳から55歳)のうち、44名には、次のような暗示をかけました。

「みなさんの普段やっているホテルの清掃業務は、とてもよい運動になっていて、医者の勧めるアクティブ・ライフスタイルとして満足のいくものなのです」

もちろんウソです。すべて根拠のないデタラメなのですが、それっぽいことを言って自己暗示をかけたのです。残りの40名は比較のためのコントロール条件に割り振り、このような話は一切聞かせませんでした。

それから4週間後、自己暗示の効果を測定してみると驚きの結果が得られました。何とインチキな話を聞かされたグループでは、実験前よりも体重が減って、ウエストも細くなっていたではありませんか。自己暗示は、大成功だったのです。

ちなみに、医学の世界ではまったく効能のないお薬でも、「これは最新のお薬で、すごくキクんですよ」と伝えておくと、本当に医者に聞かされた効能どおりの結果が見られてしまうことがあり、これを「プラシボ効果」と呼んでいます。自己暗示は、まさしくプラシボ効果によるものです。

ダイエットをしたいのなら、特に何か苦しい取り組みをしなくとも、自分の意識を変えるようにしてみてください。

「私はエスカレータでなく、階段を使っているんだからスリムにならないわけがない」

「私は間食を絶対にしない人間だから、太るわけがない」

「私は甘いジュースでなく、無糖の飲み物しか口にしていないのだから痩せてゆく」

こんな感じの意識変化をすれば、そのうち自然に痩せていくことが期待できます。間違っても、「私は、水を飲んでも太る」などと悪い自己暗示をかけてはいけません。

つづき>>>この1点を守れた人から「痩せていく」。更年期世代がこれ以上ダイエットに失敗しないための「最後の決定的ルール」とは


《OTONA SALONE》

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