2001年の韓国。韓国で最も保守的な街といわれた大邱に転校してきた高校生のギョンファンは、当時まだタブーだった日本の音楽やアニメの大ファン。
昼休みには1人で日本の楽曲をMP3プレイヤーで聴いていた。皆には「オタク」とからかわれるが、隣の席の学級委員ジェミンも実は日本のカルチャーが好きだと知る。学校帰りのバスの中でイヤフォンを分け合いながらJ-POPを聴き、次第に距離を近づける2人。放課後のゲームセンター、CDショップ、映画館。ギョンファンはジェミンにある秘密を告白するが、彼の態度はその日を境に一変する…。
J-カルチャーを愛する韓国の気鋭、オム・ハヌル監督の長編デビュー作で、時代を彩る日本カルチャーで紡ぐ、切なく揺れる青春の物語となっている。挿入歌として「globe」の楽曲が使われるなど、90年代の多彩な日本カルチャーが登場。当時少数派だった日本カルチャーを愛する若者の喜びや哀しみと同時に、普遍的な青春の抒情を呼び起こす。主人公ギョンファンを演じるのは、ミュージカル「ビリー・エリオット」でデビュー後、YouTubeで750万回再生を記録した短編映画『ユウォル:世界を踊らせた少年』の主演、ドラマ「豚の王」「ソンサン −弔いの丘−」に出演し活躍の場を広げるシム・ヒョンソ。
ジェミン役には、モデルとして芸能活動をスタートし、ドラマ「恋するアプリ Love Alarm」「保健教師アン・ウニョン」など話題作に出演する一方で、映画『ひかり探して』『強くなるとき』などインディペンデント映画を中心にキャリアを積むヒョン・ウソク。今後の活躍が期待される若手俳優陣の瑞々しく繊細な演技が観客の胸を打つ。
さらに『82年生まれ、キム・ジヨン』やドラマ「私の夫と結婚して」のコン・ミンジョン、『エクストリーム・ジョブ』『幼い依頼人』『犯罪都市 PUNISHMENT』のイ・ドンフィら実力派俳優が作品に深みを与える。
公開決定にあわせて特報映像とポスタービジュアルが解禁された。特報映像では「僕らは好きなものを好きだと言えなかった」というテロップとともに、内気な転校生ギョンファンと隣の席のジェミンが、日本の音楽や漫画を通じて距離を縮めていく姿が描かれている。
イヤフォンを分け合い音楽を聴き、バスケットボールを楽しむ2人。しかし、クラスメイトからのいじめや、母親からの「何を隠しているの?」の問いがギョンファンを追い詰めていく。映像の最後には、眠るジェミンが肩に寄りかかり、思わず頬を緩めるギョンファンの姿が映し出され、少年の秘めた想いに胸が締め付けられる映像に仕上がっている。
ポスタービジュアルは、通学バスの最後尾に席を空けて座るギョンファンとジェミンの姿に「あの頃、あの歌。ふたりだけの時間。」というコピーが添えられている。窓の外に顔をむけるジェミンと、その横顔を見つめるギョンファン。交わらない視線と縮まりきらない距離に、切なさを感じさせるビジュアルとなっている。主演のシム・ヒョンソは「作品の中でギョンファンが最も好きなアーティストであるglobeさんの母国で上映されることをとても嬉しく光栄に思います」とコメントを寄せた。
ジェミンを演じたヒョン・ウソクは「心を込めて撮影した作品であるだけに、日本の観客の皆さんにどのように届くのか、期待とワクワクした気持ちでいっぱいです」と喜びの声。
また、日本カルチャーが好きだった10代の頃の自身の体験を基に脚本を書き始め、14年かけて映画を完成させた監督のオム・ハヌルは「2001年をギョンファンのように過ごし、2026年現在をギョンファンのように送っている方々に、『君と僕の5分』が癒しになることを願っています」と作品への思いを綴っている。
コメント全文
作品の中でギョンファンが最も好きなアーティストであるglobeさんの母国で上映されることをとても嬉しく光栄に思います。globeさんの名曲とご一緒した私たちの映画を通じ、皆さんが大切な記憶を再び思い出していただけることを願っています。映画『君と僕の5分』をぜひ愛していただけたら。――シム・ヒョンソ(ギョンファン役)
今回、私たちの映画が日本で公開されることになり、本当に光栄です。心を込めて撮影した作品であるだけに、日本の観客の皆さんにどのように届くのか、期待とワクワクした気持ちでいっぱいです。楽しくご鑑賞いただけたらこの上なく幸せです。
――ヒョン・ウソク(ジェミン役)
2001年をギョンファンのように過ごし、2026年現在をギョンファンのように送っている方々に、『君と僕の5分』が癒しになることを願っています。
――オム・ハヌル(監督・脚本)
『君と僕の5分』は6月5日(金)より新宿武蔵野館、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。








