第98回アカデミー賞脚本賞および国際長編映画賞にノミネートされ、第78回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した本作。ジャファル・パナヒ監督は『白い風船』でカンヌ国際映画祭カメラドール、『チャドルと生きる』でベネチア国際映画祭金獅子賞、『人生タクシー』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞しており、本作のパルムドール受賞により世界三大映画祭すべての最高賞を受賞するという史上4人目の快挙を成し遂げた。
この度解禁となった本予告は、荒野に停めたバンから男の足を掴み、引きずり出そうとするワヒドの姿から始まる。「お前は俺の人生を奪った“義足のエグバル”だ」かつて自分の人生を台無しにした男を偶然見つけ、咄嗟に拘束したワヒド。溢れ出す怒りのまま叫びながら猛然と荒野に穴を掘り、“エグバル”を生き埋めにしようとするが、「人違いだ!やめろ!」と訴える男の言葉に、ふと我に返る。
<あの男は、本当に復讐相手なのか?>実はワヒドは、エグバルの顔を一度も見たことがなかったのだ…。
「ついに“義足”を見つけた」「だが、本人か確信できない」。真相を確かめるため、ワヒドはかつて不当に拘束された仲間たちを訪ね歩くことになる。書店を営む恩人、ウエディングフォトを撮影中のカップル、そしてカメラマン。
彼らはそれぞれ、取り戻したはずの日常の姿のまま、再び過去の悪夢に翻弄されていく羽目に。疑惑、怨念、怒り、葛藤、愚かさ…そしてユーモア。幾重にも重なる人間の感情が絡み合い、その行方から目が離せない映像となっている。
併せて解禁された本ポスターは、どこまでも広がる荒野を背景に、かつての悪夢と向き合わされた人々の姿を捉えたもの。ともに映し出されているのは、"義足のエグバル"の疑惑をかけられた男を拘束する一台のバン。
果たして捉えた男は、あの残忍なエグバル本人なのか、それとも別人か…。どこまでも広がる青空の下、キャッチコピー「あの男、本当に復讐相手?」が添えられ、過酷な運命に翻弄される人々の疑惑と動揺を象徴する一枚となっている。『シンプル・アクシデント/偶然』は5月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開。






