本作は、デミ・ムーア主演『サブスタンス』を手がけ、世界中の映画ファンから熱狂的な支持を集めるアートハウス系ストリーミングサービス/配給会社 MUBIにて、2021年度の最高視聴数を記録。さらにニューヨークでは16週間連続上映という異例のロングランを達成し、コロナ禍で見過ごされた傑作として語られてきた。
『ボトムス 最底で最強?な私たち』(23)のエマ・セリグマン監督の長編デビュー作で、21歳のときに大学の卒業制作として手がけた短編『Shiva Baby』の長編版となる。監督自身が経験した「シヴァ(ユダヤ教徒の葬儀)での気まずく滑稽な時間」に“シュガーベイビー(パパ活女子)”の友人たちのエピソードを重ね合わせ、自らの価値や将来に不安を抱く大学生・ダニエルが自己崩壊の危機に直面する決定的な数時間の出来事を描く。
この度解禁となった映像では、主人公ダニエルが、パパ活相手・マックスとシヴァ(ユダヤ教の葬式)でまさかの遭遇!シヴァでパパ活相手・マックスと鉢合わせしてしまったダニエル。どうやら知り合いらしいが、接点がなさそうな2人の関係に疑問をもったダニエルの両親は、「知り合いなの?」「どこで出会ったの?」と無邪気かつ執拗に質問を浴びせ、場の空気などお構いなしに追及、ダニエルとマックスは、しどろもどろで受け流そうとする。
やがて、ベビーシッターだと嘘をついてパパ活に出かけていた事実までマックスに露見し、状況はさらに悪化。「呼ばれたら行く」「臨機応変よ」と必死に取り繕うダニエルの姿が面白くなったマックスは「楽しい?」と乾いた皮肉を突き刺す。
いたたまれなくなった、ダニエルは自分を少しでもマシに見せようと「生活費を払うために」と取り繕うものの、両親からは「支払ったことないでしょ」「親に甘えてるだけ」とはねつけられ、「前には払った」という空回りの一言だけが虚しく残り、ダニエルが演出していた“自立した私”は、無残に崩壊していってしまう――。
ダニエルの嘘と空っぽのプライドが無惨に剥がされていく様子を捉えた映像となっている。
『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』は2月27日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。






