緊張する吉村洋文代表をよそに、ニヤリと悪そ~に笑った高市さんに期待しています。その度胸と見識に【女性首相誕生に思うこと、願うこと】#2 | NewsCafe

緊張する吉村洋文代表をよそに、ニヤリと悪そ~に笑った高市さんに期待しています。その度胸と見識に【女性首相誕生に思うこと、願うこと】#2

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緊張する吉村洋文代表をよそに、ニヤリと悪そ~に笑った高市さんに期待しています。その度胸と見識に【女性首相誕生に思うこと、願うこと】#2

高市首相、ご就任おめでとうございます。2025年9月に創業109年を迎えた主婦の友社は一貫して「家庭の幸福と女性の地位向上」を祈り出版活動を続けてきました。日本憲政史上初の女性首相の誕生を心よりお祝い申し上げます。

賛成反対、どちらの立場であれ、働く女性陣として「初の女性首相に願うこと」をオトナサローネ執筆チームがリレー連載します。

TOP写真出典/高市早苗氏公式インスタグラム

【女性首相誕生に思うこと、願うこと】#2

「女性首相」に違和感。性差は関係なく、「高市早苗」だからこの結果になったのでは?

我が国初の女性内閣総理大臣がついに誕生しました。ジェンダー・ギャップ指数において、148か国中118位の我が国から女性初の国のトップが誕生するとは! 42位のアメリカでも成し遂げられなかったのに、そりゃあエポックメイキングです! 快挙です!

とってもスゴイことなのに、私はどうしても高市さんと“女性” が結びつきません。もちろん、生物的な性別は紛れもなく女性だし、見た目も女性らしいものを身に着け、女を捨てているわけではないけれど、これまでの言動を見ると、やっぱり「女性初」という枕詞がしっくりこないんですよね。

それは私の周りの女性も感じていて、高市さんが首相になったからと言って「これで女性の地位が向上するぞー」とか、「女性に寄り添った政策に期待」なんて声は一切挙がらない。そりゃあ彼女、ガチガチの保守派ですからね。現に女性大臣の起用は2人だし、これじゃあ2026年のジェンダー・ギャップ指数はまだまだ上昇しそうもない。

今回高市さんが選ばれたのは、他候補議員を消去法した結果でもあっただろうけど、獲得票を見れば“政治的手腕”によるもので納得がいく。

政治に疎い私から見ても、男尊女卑がハンパなさそうな日本の政界。性別が女性というだけで、高市さん自身これまでにどれほどの嫌なこと、納得できないこと、不条理なことがあったかは想像に難くない。しかし、二世議員でもない彼女が、海千山千の男性議員をはじめ、各界のトップを相手に30年以上もその存在感を埋もれさせることなく、健康を害することなく、ついには首相になったというのは、明らかに彼女の実力、政治力があってのこと。

「女性だから」「世界の目があるからとりあえず女性を」で担ぎ出されたのではなく、「高市早苗だから」に首相になったのは間違いない。だからこそ、やはり高市さんには“女性”の枕詞がピンとこないのだ。これが、女性“性”をそこはかとなく醸し出している小池百合子さんだったら、不思議としっくり来るのだけれども。

停滞している日本に“何か”をしてくれそう!「姐さん、やっちゃってください」な雰囲気の高市さん

これまでの首相交代では「どうせ誰がなっても同じ」と期待すら抱くことがなかったけれど、今回は違う。「女性だから」ではなく「高市さん」に期待はしている自分がいる。確かに女性の視点で政治はしないかもしれないし、安倍前首相の後継と言われている人だから、政策に関しては疑問が出ることがあるだろうけれど、あれだけ声高に自分の意見が言え、どんな嫌味や嫌がらせもするりとかわし、30年以上にわたって政界にいられるのだから、「何か」やってくれそうではないか。いや、やって欲しいという期待が大いにある。

景気回復、物価上昇、少子化問題、財政問題、地球変動……、もう課題が山積みの日本。近々、アメリカのトランプ大統領の訪日会談だって予定されている。さあ、高市さんはどう出るのか? 成果は出せるのか?

こんなに彼女の動向が気になるのは、先日行われた日本維新の会と連立政権樹立合意の場で、緊張する吉村洋文代表をよそに、サイン後に見せた高市さんの“にやり顔”を見たから。セリフをつけるなら、まさに「やってやろうじゃないか」的な悪そう~な笑顔。本当に忘れられません(笑)。忖度ばかりの男性議員にはできないことを、それこそ「女性首相」を最大限に利用して、これまでの政界に風穴を開けてくれそうな期待感が彼女にはあるのです。

世界を見ても不穏な情勢が続き、アメリカ、ロシア、中国といった大国と渡り合っていく必要がある今、あの悪そう~な笑顔と堂々とした姿は、イニシアティブが取れるとまではいかなくても、日本の首相としての存在感は出せそうだと思うのは買いかぶりすぎでしょうか? いや、これはあくまでも希望的観測だけど。

だって、高市さん、「馬車馬のように働いてもらう」ですよ。「私自身、ワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる」ですよ。この言葉が令和の今に出てくるって、さすがバブル世代。個人的な偏見も入ってますが、バブル世代って本当にパワフルなんですよね。確かに時代に逆行はしていますが、あくまでも彼女の意気込みですから。

その勢いで、これまでの日本政治の慣習をぶち破って欲しい。もっとスピーディにいろいろ変えて欲しい。もっと堂々と世界と渡り合って欲しい。そしたらきっと日本の未来が変わるはずだから。「姐さん、やっちゃってください」。高市さんには、そんな期待をせざるをえません。


《OTONA SALONE》

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