地方出身の東大生は、高校受験きっかけで引っ越しをする!?有名私立校から東大を目指す人々の現実とは | NewsCafe

地方出身の東大生は、高校受験きっかけで引っ越しをする!?有名私立校から東大を目指す人々の現実とは

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地方出身の東大生は、高校受験きっかけで引っ越しをする!?有名私立校から東大を目指す人々の現実とは

さんきゅう倉田です。公立の小学校・中学校を卒業し、推薦で私立の高校、内部進学で日本大学に進学して、国家公務員を経て芸人になり、東京大学に入学ました。

勉強しない子供だったし、塾にも行かせてもらえなかったし、友人や家族から褒められることのない半生だったので、自分は勉強ができるなんて芸人になるまで考えたこともありませんでした。

今ではたくさんの人に「すごいね」と言われます。みなさんはどうですか。子供や友人を「すごいね」と褒めてあげていますか。

その人の良い部分を褒めると相互に気分がよくなるだけでなく、長所を自覚することで、その後の選択がより良くなります。短所を指摘できない分、長所をたくさん指摘すれば相対的にその人は短所に気づくという点でも有効です。

ぼくも子供の頃にたくさん褒めてもらったら、早くから勉強を頑張っていたかもしれません。

▶高校生のうちから論文を書く!?驚くべき東大生

山形大学教育学部附属幼稚園から東大へ。合格までの様々な道のり

東大に入って2年と6ヶ月。日本大学の頃と異なり、学びの楽しさを知っているので、単位が出ない授業やプログラムにも積極的に参加している(東大は単位が出ないプログラムが無数にあるうえ、聴講も一般的なのだ)。

異なる学年、異なる学科の学生と出会うことも多い。成績を気にせず、就職も大学院進学も検討しない不屈の精神を持つ学生もいれば、高校生の頃からどこかの研究室に出入りして論文を書いていたような学生もいる。筆者など、まだ一度も論文を書いたことがない。「高校生の頃から」と聞いて、震えている。

高校生の頃から研究をしていた学生のひとりは、山形の出身だ(個人が特定できるため都道府県を変更しています)。

初めて受験したのは幼稚園入学時だった。

▶幼稚園受験の内情は…

入園試験では子供が5人程度のグループになって一緒に遊ぶ。その周囲で保護者が見守り、さらにその外側に試験官がいる。

みんなで一緒に遊ぶことができれば相対的に高い点数がつくらしい。さらに、輪に入れず一人で遊んでしまった子供に対し、親がフォローをすると減点されるそうだ。

だから、子供だけではなく親の行動も考査の基準となる。

このような入園試験をクリアした子供たちは、その後優秀な児童・生徒となる。その試験内容や採点方法に子供のポテンシャルを見抜く技術が組み込まれているのかもしれない。

一方で、小学校受験で入学する児童は一般的な水準だと友人は言う。しかし、中学受験ではこの友人を上回る優秀な層が入学してくるのだった。

▶進学校に行くため東京へ

高校受験で東京へ。有名進学校へ行くため、引っ越しも辞さない

友人曰く、中学受験組は非常に優秀で、高校受験では東京都内の進学校を受験し、合格すれば引っ越して通うそうだ。実際、開成高校などに進んだ同級生がいる。たまたま親の転勤のタイミングと重なったのか、地域を選ばない自営業だったのか、東京に親戚でもいたのか、家族丸ごと引っ越したのかは分からない。

分からないが、受験とは生活のあり方を大きく変化させる行事なのだ。

受験をしたことがなかったし、そのような友人もいなかった筆者には想像がつかない。

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《OTONA SALONE》

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