及川光博主演「ぼくたちん家」スタジオ写真一挙公開 空間づくりの“4つのポイント”美術デザイン担当が明かす | NewsCafe

及川光博主演「ぼくたちん家」スタジオ写真一挙公開 空間づくりの“4つのポイント”美術デザイン担当が明かす

社会 ニュース
及川光博、白鳥玉季、手越祐也(C)日本テレビ
【モデルプレス=2025/10/12】俳優の及川光博が主演を務める10月12日スタートの日本テレビ系日曜ドラマ「ぼくたちん家」(毎週日曜よる10時30分~)より、美術デザインを担当する荒川淳彦氏のインタビューが公開。4つのこだわりポイントを紹介する。

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◆及川光博主演「ぼくたちん家」スタジオ写真一挙公開

主人公・玄一(及川)らが住む「井の頭アパート」。ドラマの中でも重要な舞台の1つだが、荒川氏は台本を読んでから“わずか15分”でイメージが浮かび上がったという。ここでは、監督らと共に緻密にデザインを練り上げていった舞台裏に迫る。

ポイント1つ目は、リアル感を追求したセットの秘密。リアルさを追求するためにセットの地面にあえて凸凹を作り、井戸端や花道があった設定で役者が歩いたときの動きに自然な変化が生まれる工夫を施した。ポイント2つ目は、玄一の部屋にある不自然な柱。玄一の部屋には、一見“不自然な柱”が1本存在するが、これは実際の建築構造上、取り外せない柱となっている。美術側の遊び心を加えた“エクスキューズ”となり、物語を通して何度も登場する。

ポイント3つ目は、部屋の扉に施された数字のこだわり。部屋のドアに施された番号は、ヨーロッパ式の書体を使用。建築当時の雰囲気や、坂井真紀演じる大家・井の頭今日子の先代からのシャレた家柄を踏まえ、当時流行していたヨーロッパ風のデザインを反映させた。ポイント4つ目は、井の頭アパートの部屋数。アパートの外観には、実際の部屋数分だけガスメーターを2箇所に設置。ドラマを観る際は「『井の頭アパート』には何部屋あるのか」の推測も楽しむことができる。

単なる物語上の舞台に留まらず、ドラマを引き立てる重要な役割を果たしている「井の頭アパート」。ドラマが進む中で、この空間がどのようにキャラクターたちの物語を支えていくのか。(modelpress編集部)

◆荒川淳彦氏インタビュー

井の頭アパートは築60年の還暦を迎えたアパートなので、あちこちが痛んでくるけれど、その古さをそのまま出してしまうと若い人が寄り付かないアパートになってしまう。そこで、ドラマを観るお客さんに「楽しそう」「ああいうところ住みたいね」と思ってもらえるような空間づくりを意識しました。普段から大切にしている「ドラマチックなうそをつく」という考えを今回も大事にし、思い切ってアパートのデザインを提案しました。

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《モデルプレス》

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