東大生が万博で「一番お金を使ったこと」。思いがけず3万円弱も買ったお土産はミャクミャクではなく | NewsCafe

東大生が万博で「一番お金を使ったこと」。思いがけず3万円弱も買ったお土産はミャクミャクではなく

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東大生が万博で「一番お金を使ったこと」。思いがけず3万円弱も買ったお土産はミャクミャクではなく

さんきゅう倉田です。3回受験して東京大学に入学しました。日本大学を卒業しているので、2回目の大学です。俗に「再受験」と言うそうです。

日本大学での単位が反映されるわけではないので、授業はたくさん受けています。ただ、単位が欲しくて授業を受けているのではなく、内容が面白いから受けているので、結果卒業に不要な単位をたくさん取ることになります。

「元を取りたいから」という理由で、非常に多くの単位を取得する友人もいます。

さて、8月は東大生23人と万博に行きました。

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▶東大生が買ったお土産はミャクミャクでなく…

「お土産を買うつもりがなかった」のに、ついつい買ってしまったもの

万博でお土産を買うつもりはなかったが、思わず27,300円分も購入してしまう。退場する頃には、それくらい日本館に夢中だった。

金と白のフラクタルな柄は日本の伝統と現代のデザインが溶け合っているようで、知っている人間しか万博で購入したと判断できないところが素晴らしい。

はっきりとした赤と青を使うミャクミャクのデザインも素晴らしいが、来年以降、ないしは、東京で使用するのは憚れるような気がした。

その点、流行り廃りのない日本館のデザインは持続可能性が高い。日本館の抽選に当たらなくとも、日本館の出口付近にグッズの販売所があるので、覗いてみてほしい。

8月末でも店舗の外で並んでいたので、9月や10月はもっと混み合うかもしれない。だが、決して後悔しない品揃えである。

大量の公式グッズを抱えて日本館を出ると、3人の東大生が待ち構えていた。ここからまたあてもなく万博を散策する。

我々は、静けさの森を目指すことにした。

▶万博の中で別世界のような場所

自然が溢れる静けさの森は、別世界のようだった

万博会場は人工物だらけである。大屋根リングや一部のパビリオンが木造建築なのであまり感じないが、空と人間とトンボ以外の自然物は視界に入らない。

しかし、中央エリアを支配する「静けさの森」は自然だらけである。どうやってここにこれだけの自然を持ってきたのだろうかと疑問に思うほどだった(将来間伐予定の樹木など1500本を植樹したそうだ)。

万博会場はほとんど鳴り物がないので、確かに静かである。この森を通って、会場の他のエリアに移動すると、別の世界に移動したような気分に浸ることができる。

我々が森を抜けると、そこには立体的な地面と縄の構造体があって、子供達がはしゃいでいた。日常的には見かけない空間で、こういうものを見るだけで楽しさがあり、計算されて作られているように感じ、人類の叡智を賞賛したい気分となる。

パビリオンの予約がうまくできず、行く前から気分を落としている人がいるかもしれない。でも、きっとその人なりの楽しみ方がある。

パビリオンを担当した建築家は皆素晴らしく、あのようなデザインが一つの敷地に集合することは万博以外でないだろう。大屋根リングからの景色、多様な文化が混じり合う道、洗練されたスタッフのユニフォーム、誰も気に留めないベンチ、どれも美しい。

ゆっくり眺めれば、「来てよかった」と思えるはずである。

未使用のチケットを持っているみなさんが羨ましい。大阪から帰ってきてから、日々そう思う。

■編集部より

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