2025年9月5日、教育出版社の旺文社は、生成AIと独自技術を組み合わせた英検特化のライティングAI採点公式版をリリースした。公式版は、英検の4観点(内容・構成・語彙・文法)に基づき、旺文社独自の基準で評価するスコアを提供する。アプリ「学びの友」で利用可能で、一部機能は有料である。 このライティングAI採点システムは、長年の過去問研究とユーザーの解答データ分析を基に開発された。英検ライティングの問題を選び、解答を入力すると、AIが即時に採点・評価を行う。スコアアップを狙った独自の評価基準により、具体的な改善点がわかる。 公式版では、1万件以上のライティング採点実績とユーザー調査を基に評価コメントを改修し、採点の正確性と評価コメントの品質が向上した。採点結果では、4観点ごとの評価、ユーザーの解答に対する修正案、スコアアップのヒントが提供される。 ユーザーからは、「身近に採点する人がおらず、ライティング対策ができていなかったが、このAI採点を通して自分の改善すべきところ、弱点を知り、勉強につなげることができた」との声が寄せられている。 アプリ「学びの友」では、9月5日刊行の「2025-2026年対応 直前対策 英検3回過去問集」準1級・2級・準2級・3級でライティングAI採点機能が利用できる。書籍購入者はお試しで3回無料で受けられる。 さらに、Webサービス「受験生のための英検カコモン」では、2025年10月に公式版にアップグレード予定で、準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級のライティング問題に対応する。今後も継続的なアップデートを重ね、さらなる精度向上を目指す。