前作で結ばれたように見えた、橋本環奈が演じる明日香と、眞栄田郷敦が演じる高広。高広が明日香をバックハグしながら、「たとえ明日香が消えたとしても、その時は俺が見つけてやる」と約束。その印として明日香にネクタイピンを渡すシーンは、胸キュンポイントとして観客の心を掴んだ。本作でも2人のドラマが大きな見どころの一つと言える。
最新作では、明日香が学校での「カラダ探し」を終えた直後に姿を消し、高広とは離れ離れとなって“死者の世界”に迷い込んでしまう…というストーリーが展開。前作から“3年後”を舞台に、長きにわたって明日香を探し続けていた高広が、彼女を助けるために新たな「カラダ探し」に飛び込んでいく。
劇中では、「高広の目の前で、明日香が消えてしまう」という前作のラスト直後となる場面も描かれている。つまり橋本と眞栄田は、“3年前”の明日香と高広も演じることになったのだ。

羽住英一郎監督は礼拝堂に差し込む光にもこだわり、明日香と高広の関係性の尊さを表そうとしていた。眞栄田は「明日香とのシーンは一つ一つが大事で、意味のある場面なので、丁寧に作っていけたらいいなと思っています」と意気込みを明かす。
明日香と高広は、誰かのために走り出すことができる強さを持った似た者同士。そして橋本と眞栄田は、瞳の芝居からもキャラクターの情熱を表現できる俳優力を持った2人だ。羽住監督が「よーい、スタート!」と声を響かせると、橋本と眞栄田はネクタイピンを見つめながら、もしみんなが記憶をなくしてしまったとしても、自分たちの想いはつながっていると確信する明日香と高広の心の動きを鮮やかに演じきる。

明日香も「高広に会いたい」という気持ちを胸に、“死者の世界”で戦いを繰り広げる。相手への愛を糧に強くなる彼らが、どのような結末を迎えるのか…。ネクタイピンの約束を果たせるのか、注目して欲しい。
そして、2024年9月26日から、城島高原パークで新たな「カラダ探し」のメンバーとの撮影にも励んだ眞栄田は、10月25日に行われた橋本との礼拝堂のシーンでオールアップを迎えた。

橋本は、「高広は、明日香を大事に思うことを原動力にして動いていく。郷敦からは、高広と重なるような真面目さやまっすぐさが伝わってきました」としみじみ。原祐樹プロデューサーは、「また高広と明日香を撮ることができていると思うと、グッときました。明日香と高広の織りなすドラマは、本作の大きな見どころ。2人の想いを、ぜひ感じていただきたい」と語った。
『カラダ探し THE LAST NIGHT』は全国にて公開中。