40代以降は「酸素で体がサビやすい」って本当!?夏の不調や恐ろしい症状を招く酸化ストレス防止に「アラフォーこそ毎日摂るべき栄養素」とは【慶應義塾大学医学部ドクターが解説】 | NewsCafe

40代以降は「酸素で体がサビやすい」って本当!?夏の不調や恐ろしい症状を招く酸化ストレス防止に「アラフォーこそ毎日摂るべき栄養素」とは【慶應義塾大学医学部ドクターが解説】

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40代以降は「酸素で体がサビやすい」って本当!?夏の不調や恐ろしい症状を招く酸化ストレス防止に「アラフォーこそ毎日摂るべき栄養素」とは【慶應義塾大学医学部ドクターが解説】

毎日うだるような暑さで食欲もなくなり、体調も崩しがちではないでしょうか。

夏は1年のうちで特に身体の不調を感じやすい時期とも言われています。その原因の一つが酸化ストレス。

今回は酸化ストレスに関するプレスセミナーに参加し、慶應義塾大学医学部の井上浩義教授から夏の酸化ストレスを防ぐ健康習慣について詳しく聞いてきました。

▶酸化ストレスの原因は酸素が体内で転換されてできる有害なアレ!

夏は睡眠不足、紫外線、寒暖差で体の不調を感じやすい

江崎グリコが行った調査によると、約4割弱の人が「夏に身体の悩みを感じやすい」と回答。だるさや疲労感、睡眠不足、肩こりなどを感じていました。こうした夏の不調は体の酸化が原因だと思われます。

夏は日の入りが早いために早朝に目が覚めてしまうことで体内時計が崩れたり、外の気温が高いのに室内ではクーラーで冷えすぎてしまったり。紫外線に関しては昨今の日本では3月から10月もの間、大量の紫外線量を浴びることになる中で夏の紫外線量は1年のうちでもピークに。こうしたことから夏は、睡眠不足や紫外線や寒暖差などによって心身がダメージを受けやすい時期とも言えます。

こうした夏の不調に大きく関わってくるのが「酸化ストレス」です。酸化ストレスとは、わかりやすく言うと「酸素で体がサビること」。空中の酸素は人間が生きていくために必要な存在ですが、この酸素が直接体に害を与えるわけではありません。

体の中に取り込まれた酸素が紫外線や喫煙、ストレスなどによって「活性酸素」というものに転換されてしまうのです。この活性酸素が細胞にダメージを与えることが不調につながってしまうと井上先生は解説します。

「この酸化ストレスはさまざまな症状を引き起こします。動脈硬化、生活習慣病のリスク増大、疲労蓄積、集中力低下、廊下促進、免疫機能の低下、がん、白血病、アルツハイマーなどあらゆる病気や症状に大きく関わってくることが最近の研究でもわかっているんです」(井上先生)

40代以降は特に酸化ストレスに要注意!その理由は明確で

活性酸素をやっつけてくれる酵素が減っていく40代以降こそビタミンEが必要

もともと人間には余分な活性酸素を除去するシステムである酵素が備わっています。しかし酵素の力は40代をピークに加齢とともに急降下してしまうのだとか。40代以降こそ、活性酸素によって酸化ストレスに気を付けなければいけません。

こうしたもともと備わっている酵素の代わりに活性酸素をなくしていくためには、口から栄養を摂取する必要があります。その代表的な栄養素がビタミンE。最近では美容やアンチエイジング目的としてビタミンEの存在を知っている人も多いでしょう。強い抗酸化力を持っているために細胞の老化を予防してくれるので、若々しい体を維持する上でとても効果的なのです。

ただこのビタミンEは毎日摂取することが大切。酵素はずっと体の中にあるものですが、ビタミンEを口から摂取するとだいたい1.5日は体内に残った後にあとはなくなってしまいます。またビタミンEを摂取してもすべて体に吸収されるわけではなく、2/3が糞便となってしまうため、吸収されるのは残りの1/3のみ。「思っている以上にたくさん摂取したほうがいい」というのが井上先生の見解でした。

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《OTONA SALONE》

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