ベネリックデジタルエンターテインメントは、2025年8月21日にメタバースの商業施設「そらのうえショッピングモール」の6号館として、小中学生をメインターゲットにした「キッズ館」をオープンする。 同モールは2022年4月にオープンし、当初は20代から30代のZ世代をメインターゲットとしていたが、2025年になると小学生が多く利用するようになった。これに伴い、子供たちが安心して利用できる空間を提供するため、キッズ館の開設が決定した。 キッズ館は、地下1Fから4Fまでを吹き抜けにしたアスレチックのような設計で、さまざまな工夫が施されている。小学生向けにデザインされたアバターを操作し、ネットの匿名性を考慮しつつ、個人情報の取得や親の同意を得た子供しか入れないパスワード付エリアを設けるなど、安全対策も充実している。 また、遊ぶ場所以外にも勉強や相談ができる場所を提供する。地下1Fは迷路フロア、2Fは鬼ごっこやドッジボールができるアクティブフロア、3Fは小学校の授業で習う知識で答えるクイズや、オセロゲームなど、少し考えながら楽しめるシンキングフロアとコミュニティルームを配置し、さまざまな体験が可能だ。 さらに、出版社や学習塾と連携し、こども図書館や英会話教室、職業体験、投資の勉強、ゲームプログラミング、CGデザインなどを楽しみながら学べるルームの設置も計画しているという。 そらのうえショッピングモールは、スマートフォンやパソコン、タブレットからアプリ無しでログインでき、アバターを操作してオンラインショッピングやライブイベントを楽しめるメタバースの商業施設である。現在、250店舗以上が展開されている。