53歳、これって更年期?それとも「単なる老化?」ふと気が付いたらコンタクトが入らない?「アイフレイル」の話 | NewsCafe

53歳、これって更年期?それとも「単なる老化?」ふと気が付いたらコンタクトが入らない?「アイフレイル」の話

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53歳、これって更年期?それとも「単なる老化?」ふと気が付いたらコンタクトが入らない?「アイフレイル」の話

こんにちは、岡部愛と申します。53歳の心理カウンセラー兼フリーライター、気がつけば更年期ド真ん中の妙齢です。皆さまは、更年期に足を突っ込んだばかりでしょうか? それとも真っ最中ですか? これから私が迎えた更年期についてのお話をしていきたいと思っています。

私の更年期症状の最初の自覚は「目」でした。老眼は直接的には更年期症状ではありませんが、同時期に「発生しがちな」悩みの代表格。自分の更年期を語るにあたって、どうしても最初に「目の悩み」についてお話ししたいのです。

【困ってばかりの更年期ダイアリー】#1

更年期は「もともと弱かったところに最初にトラブルが出る」とも聞いたけれど、私は「目」か!

小さな頃からの漫画の読み過ぎで小学生の頃にはド近眼になり、それ以来「視力」についてずっと悩みっぱなしの人生を送っています。

そろそろオシャレに敏感になる小学校高学年ごろ、不本意にも瓶底メガネ暮らしがスタート。ですがやっぱりオシャレ欲が高まり、直後に無理矢理コンタクトに変えました。当時はハードコンタクトレンズしかなかったので、まあ激痛と涙、涙、充血。やがてソフトコンタクトレンズが発売されてすぐ導入、「なんて快適なのかしら!」と驚いたものです。

そしていま、更年期。突然始まったのが「コンタクトの入りにくさ」。なぜ!!

最初の異変は52歳の冬でした。2ウィークタイプのソフトコンタクトレンズを長年愛用、スムーズにつけ外しできていたのに、ある日突然入りにくくなってしまったのです。何度も何度もつけ直すストレス! そして何より、これがダメならあの瓶底メガネに戻るしかない恐怖! 仕方なく、値段は少しお高いけれど、泣く泣くワンデータイプのコンタクトレンズを導入することにしたのです。

「ワンデーだから、なんか気楽かもしれない」と、安易に思っていた私。しかし、それはすぐ覆されることになりました。またもや、コンタクトレンズが目に入りにくくなってしまったのです。

そもそも「なぜ入りにくいのか」原因を確認していなかった。眼科へ行ってみると「驚愕の」

さぁ、困り果てました。さすがに瓶底は、多感な時期をすでに40年過ぎたとはいえイヤ。そこで、改めてなぜこういうことになるのか、眼科で原因をチェックしてもらうことにしました。自分の大切な目を、よくお医者様に診ていただこうと思ったわけなのです。

万が一にも瓶底に戻れと言われたらどうしよう……悩んで迷って、いざ受診したのですが、眼科の先生はさらりとひとこと、「ドライアイですね」。

え、いまなんと? 私は一瞬思考停止です。「ドライアイ!……ドライアイ?」、知っている言葉だけれど、どういうこと? なんで私に起きるの? なかなかのみこめませんでした。これまで40年くらいはコンタクトレンズとメガネの併用で問題もなかったわけで、なぜ今突然トラブルが?

ドライアイには涙の量が減ってしまう「涙液分泌減少型」と、コンタクトがドライを促進する「涙液蒸発亢進型」があるのだそうです。私の場合は、おそらく複合型なのでしょう。この日はジクアスという点眼薬を処方されました。ドライアイでお悩みの方に効くお薬だそうです。しかし、この点眼薬は一度に多くは処方できないそうなのです。

何回も眼科に行くのは大変な手間なので、処方の点眼薬が切れたあとは普通に市販の人工涙液の目薬も使ってみました。使い始めは良かったものの、やはり、コンタクトレンズの出し入れがスムーズにいかなくなくなるのです。

さて、困った。またもや瓶底メガネになるのだろうかと、悲嘆に暮れた私。でも、それも致し方ないのかしら、と涙目で思ったのです。そこで何種類かの市販のドライアイ用の目薬を使用してみたのですが、どうもどれもしっくりこなかったのです。

「アイフレイル」という言葉を知った。小さな工夫の積み重ねで、解決はしないが改善はする

ド近眼なので、さすがに困り果てて、色々ネットで検索しました。すると「アイフレイル」という言葉に出会ったのです。

よく調べてみると、「アイフレイル」とは、生活上のいろいろなストレスや、加齢により視力、および眼球になんらかの異常が起きるということでした。自分に起きている事象の原因はわかったのだけれども、対策はよくわからないままで、どうしたらいいのかわからずまた途方に暮れました。

でも、ひとりで悩んでいてもどうしようもない。私は意を決してまた眼科に行き、先生に相談してみることに。そこでいくつか日常生活の中でアイフレイルをやわらげる方法を教えていただきました。

まずは、意識的に「瞬き」をすることです。目を乾燥させないように意識的に繰り返し瞬きをすることでで、目の乾燥を防ぎます。

さらに、なかなか食材から摂取することが難しい、ルテインという栄養成分を取り入れることです。これは、少々手間がかかるので、手軽なサプリメントに頼ることにしました。

それから、目を温めてのマッサージが効果的だそうです。市販のホットアイマスク、または蒸しタオルでじっくりと目と目の周囲を温めるのを習慣にするのです。これで眼球の周りの筋肉がほぐれますから、さらに手でもマッサージを。目頭から、目尻、目の周りの骨に沿った部分を丁寧に自分の指でやさしくマッサージしてほぐします。これで目の周りの血行が良くなり、結果視力にも良い影響が、ということを知りました。

そんな努力を続けているうちに、神様ありがとうございます、少しずつコンタクトレンズの出し入れがうまくいくようになりました。

さらに、コンタクトレンズを装用する際に、市販の人工涙液の中でも、ヒアルロン酸が入っているものが良いと知ったのです。これは、本当に効きました。お値段は結構しますが、今日は、オシャレして出かけるぞ、友人と会うぞ、など、ここぞという時の救世主です。

結果、今日も無事コンタクトレンズを入れて、仕事、外出をすることができる私です。皆様ももし視力に異常を感じたら、すぐに眼科のお医者様に診てもらってくださいね!

視力に限らず、何か「これまでと違うこと」が起きたら、更年期はとにかくこまめにお医者様に相談する姿勢がいちばん、と痛感したのが私の更年期最初の事件でした。

つづく!


《OTONA SALONE》

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