さんきゅう倉田です。
日本大学の附属高校から日本大学理工学部建築学科へ進学し、東京国税局に入って内部事務や法人税の税務調査をやって、2年と1ヶ月で退職し、NSCを経て芸人になりました。芸歴16年。
勉強が好きだ。
昔は好きではなかったが、芸人になってから自分の知ったこと学んだことを話し、投稿し、記事にすることで報酬を得られ、また目の前の人に喜んでもらえるようになると勉強が楽しくなった。
やればやるほど結果に現れ、成果が確認できるからだ。
知的好奇心を満たしたいという欲求が常に自分を包んでいる。
分からないことがあったらすぐに調べるし、人に聞く。
そういう習慣を持つことで、自分の行動や考えを常に改善している。時には大きな誤りを見つけることもある。そのような習慣を持つものだけがそのような習慣を持たない者に対して、相対的に優れていると言うことができる。
自分の行動や考えを改善するつもりのない頑なな人は、誤りに気づかないままだし、矛盾を指摘されても用意がないから反駁できない。
自分には子供の頃から知的好奇心があっただろうか。
思い返すと、決してそんなことはなく凡庸な児童・生徒であった。
しかし、東大に入る学生たちは、概ね子供の頃から賢い。
彼らがどのような子供だったのか、いつ自分が賢いと気づいたのか。ぼくの興味は尽きない。
だから、「子供の頃、いつ自分が賢いって気づいた?」と聞いている。
▶「俺はバカだった」それでも東大医学部へ
東大医学部に進学。「それでも俺はバカだった」
東京大学理科三類に現役で合格し、医学部に進学した友人Bは、元々勉強のできない子供だった。
今でこそ1学年100名程度しかいない医学部で学んでいて、圧倒的に賢い。
理科三類合格者の賢さは、医学部を目指す人が賢いだけでなく、それが日本国内で最難関であることも大きな要因だ。
医学に興味がなくとも、自分の学力が高いことが理由で理科三類を受ける者がいる。
非常に良くない。
進学校の医学部進学率を見ても思う。クラスにそんなに医者になりたい人間が集まるだろうか。
筑波大学附属駒場高校の2025年の進学実績を見ると、進学者104人中17人が国立の医学部に進学している。16.3%である。
日本一賢い生徒の集まりではあるが、そんなに医者になりたい人間ばかりが集中するだろうか。
「勉強ができるから医者になる」と考えて選択肢を絞らなかっただろうか。多くの人に、優秀な人材が医学に偏ることを危惧してほしい。
Bには医者になりたい原体験があった。
個人が特定されてしまうので言及しないが、そういった動機は、困難に陥ったときにきっと支えになるだろう。別に具体的なエピソードなどなく、「かっこいいから」「お金がもらえるから」と考えて医者になっても良い。職業選択などそんなものである。それでも、医学を学ぶにつれ、責任感や倫理感は身につくだろう。
Bは小学校では全然勉強しない子供だったから、テストはほとんど解けなくて、適当に記入して先生に呼び出されることもあった。
そんなBが4年生のとき親は彼を塾に入れた。勉強の才能があると思ったわけではない。B自身にも正確な理由は分からない。
塾の勉強は、学校以上に難しく訳がわからなかった。もちろん一番下のクラス。しかし、5年生になると少しずつクラスが上がっていった。
当時通っていた日能研日吉校は、1学年200人で8クラスあった。
1番上のクラスは20人弱で、ほぼメンバーは変わらない。Bは最終的に上から3番目のクラスに入った。
3番目のクラスでは、神奈川県の浅野中学を受ける児童が多い。
しかし、受験者10人中9人が落ちてしまった。
Bは駒場東邦を受験して合格。4年生の頃では考えられない躍進である。
なお、最も上のクラスは遠方から通う児童も多く、灘、筑駒、開成を受験する。
※浅野高校の2025年の進学実績は、卒業生261名中東大51名、京大4名、一橋大7名、科学大20名。
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