最近、友人との会話は健康のことが中心。どこが痛いとか将来(老後)どうする?とか、色々問題があるなかで、「白髪の話題が一番平和だね」と笑い合います。
平和だけれど、どうしても気になってしまうのが白髪。はっきりと「老化」を実感するのは白髪ですからね。
昔から髪だけは褒められていた私も40歳を過ぎてからサロンで定期的にトリートメントをしていてもパサついてまとまりが悪いなど髪の変化を感じ、年には抗えないのかと思っているところです。白髪は年々増え続け、50歳になった今はどう上手に付き合っていくかを模索しています。
「髪は顔の額」というように顔の印象を大きく左右するパーツです。なかには「髪はほぼ顔」という人もいます。
言い換えれば、若々しさを保つためには髪を老けさせないこと!
年だからと諦める必要はありません。ちゃんとケアをすれば老化スピードを遅らせることもできるし、健康的な髪に見せることもできるんです。
夏は湿気と紫外線により、肌だけでなく髪も一気に老けると言われていますから、今からのケアが必須!
そこで、美容編集・ライター歴25年の私が「老け髪」を回避するために使っているアイテムとケアのコツを紹介します。
▶髪が若返る「ブラシ」
シャンプー前の汚れ落としからトリートメントまで。ヘアブラシが髪の質感を変えてくれる

〈左から〉アヴェダのパドルブラシ、ハホニコのトリートメントコーム、マペペのシャンプーブラシ。
大人が持っていてほしいヘアケアアイテムのひとつがブラシとコームです。
女性誌やWEBメディアでも多数取り上げられているので、みなさんもひとつは持っているのでは。
用途別に分けるとするなら、
1.頭皮マッサージ用ブラシ
2.毛穴汚れをスッキリ落とすシャンプーブラシ
3.トリートメント用コーム
があると若々しい髪をキープできます。
私が頭皮マッサージ用として使っているのが、アヴェダのパドルブラシ。定番中の定番ですが、友人からプレゼントしてもらい10年近くシャンプーの前のブラッシング&マッサージをしています。
目的は、髪のからまりをとる、汚れを浮き上がらせる、頭皮を刺激してこりをほぐすこと。
ブラシの先端が丸くなっているので、頭皮に沿うようにブラシを通すだけで心地よい刺激がありマッサージ効果が得られるんです。
とかすときのポイントは、「生え際から頭頂部(つむじ)に向かって」がルールです。
さらに、週に2~3回はブラシを押し当てて小さく円を描くようにマッサージしたり、ポンポンと叩くようにするのも気持ちいい。
頭皮のめぐりがよくなれば、髪への栄養も届きやすくなってハリ・コシのある髪がキープできます。
寝ている間に髪がからまっていますし、冷房で体が冷えていますから、老け髪回避のためには朝もブラッシングを!
それにアラフォー、アラフィフになると無造作ヘアは清潔感がなく見えてしまうので、髪を整えるためにもブラシを通しておきたいもの。髪の面がきれいに整うとツヤツヤに見えるんです!
シャンプーブラシは、今春発売したばかりのマペペのデタングリングシャンプーブラシを使い始めました。
これは1個でシャンプー前のブラッシング、シャンプー、トリートメントをなじませる3役をこなしてくれるので、使い分けをするのが面倒という人におすすめです。
気温が上がると汗と皮脂が混ざって頭皮がベタつき、汚れが落ちにくくなっています。落としきれない汚れが残っていると、ヘアサイクルが乱れて抜け毛の原因に。臭いのもとにもなるので、週に2回ほどシャンプーブラシですっきりと洗い上げるようにしています。洗いすぎは頭皮が乾燥して炎症を起こしたりするので、力を入れてゴシゴシ洗ったり、毎日使うのは避けて。
先端が細くなっているタイプもありますが、マペペのシャンプーブラシは丸みがあるので優しい肌あたり。洗いながら頭皮も心地よく刺激できるので、一石二鳥。時短で頭皮ケアをしたい人にもぴったりです。
トリートメント用はハホニコの美容師さんが考えた髪のためのシリーズのコームを3年ほど使っています。これは目が粗いものと細かいものが一体化しています。
髪に水分が多く残っているとトリートメントの効果が十分に得られないので、粗い目のほうでコーミングしながら水分を落とし、トリートメントをムラなくなじませます。
アウトバストリートメントも同じ。手でざっと全体につけたら、目の細かいほうでコーミングしてムラなく行き渡らせるように。このひと手間で、髪のつるんと感が変わった気がします。
紫外線で髪がパサつきやすい季節なので、髪を補修・保護するトリートメントはインバス、アウトバスともにマスト。いいものを使っていても、すみずみまで行き渡らなくては意味がありません。ムラなくなじませるためにコームを使うのがおすすめ。時間があれば、手で髪を握りながら押し込んでなじませるとより浸透しやすくなります。
▶老け髪回避には「頭皮ほぐし」
頭皮のこりは老け髪のもと。カチコチ頭皮をほぐすお手軽電動マッサージャー

FESTINOの充電式EMSヘッドスパ ミニ。
頭のこりを強く意識したのは、『脳疲労解消ヘッドセラピー』(主婦の友社刊)という本を担当したときでした。今から13年前のことです。
「美しい髪の土壌は健康な頭皮」という著者の言葉を胸に刻み、それ以来マッサージを習慣にするように。
手で行うのが基本ですが、前述のパドルブラシも併用。ただ、最近は手でのマッサージは腕や肩が疲れてしまい、こりがとれているのか疑問に。そこで、電動のマッサージャーを投入することにしました。
手軽に使えるものがいいなと思っていたところ、FESTINOの充電式 EMS ヘッドスパ ミニに出合ったのです。
手におさまるコンパクトサイズなので、デスクの上に置いていても邪魔になりません。1日の大半はパソコンのモニターと向き合っているので頭も目も疲労困憊。目がしょぼしょぼしてきたなーと感じたら頭頂部や首のあたりをマッサージ。すると頭も目もすっきりしてやる気が復活。頭皮のめぐりが悪くなると、髪の元気がなくなってしまうのでこまめなケアが一番なのです。
EMSはレベル3まであり、深いところまでアプローチできます。意識して動かせない頭の筋肉に刺激を与えられるので、頑固なこりも解消! 意外とこっている鎖骨周りや、たるみが気になる二の腕にも使いやすいサイズで、頭のついでにボディケアもちゃっかりできちゃいます。
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